20日(日曜)、おじさん’s+ワンで赤岩:東の大壁・小林ルート(Ⅴ)を登ってきました。
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先週までの混み具合が嘘のような、静かになった大壁を、他パーティーを気にすることなく、マイペースで登る事が出来ました。
     【詳細は後日】
ゆっくり目の集合で、赤岩峠に着いたが、広場の駐車場にまだ余裕あり、林道にやっと駐車していた先週までの混雑が信じられない。各山岳会の研修も終わりいよいよ沢の季節になったのか?!再び皆が赤岩に戻る晩秋まで、存分に登りたい・・・何回来られるだろうか?
N田さんとはなんと今シーズン初生岩。N野さんは2週前に続いて2度目だが、この間にヨセミテに遠征、残念なのは、今シーズン一番張り切っていたズッシーさんが腰を痛めて参加できなかったことだ。大丈夫かナァ??

沢シーズンを控えたmarikkaさんに声掛けしたところ4週連続で参加するとの気合の入った返事。赤岩のアルパインルートを登るには確かな懸垂が必要だと、バックアップを取る様に薦めたが、面倒くさがらずにきちっと練習をしていたし、ここはチョッと でしゃばって、N田さん、N野さんに 強引に大壁を主張して東の大壁に向かう。

実はここのアプローチが大好きだ。大壁の頭に向かって樹林帯を降りていくと急に視界が開け、眼下にはオタモイの海が広がり、増毛の山々、積丹半島の山々が夫々遥か霞の向こうに連なっている。ザレ斜面をジグをきりながら慎重に降りるたび、昔北アルプスのどこかで出会ったような、とても懐かしい感覚が蘇ってくるのだ。
この高度感と未知のルートに、間違いなく緊張しているであろう写真好きのmarikkaさんに、「自分のペースで写真を取ったら!」とっ、ついつい先輩面して余計なお節介を・・・。

ゆっくり準備をし、ザックをおいて懸垂下降地点へ、狭い岩に腰を下ろすと、『天と地の間に』いることを感じる。

50mロープ2本での一気の懸垂下降に、N田さんの後marikkasが続く。恐らく初めて経験する高度感であろうが、弱気な言葉は一切はかず、バックアップをきちっととって確実に降りて行く。東の大壁で、もしもビビルのなら、この懸垂下降ではないかと思っていたが、全く不安を感じさせない。
テラスに下りると、リラックスムードでN田さんと冗談を言っている。いい調子、いい調子!
順調にロープを回収、再度短い懸垂で中央バンドに降りる。数メートのルトラバースで小林ルートの取り付きへ。
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  2本目の懸垂(M)

N野さんの当ルート初リードで、4名一緒こたの一パーテーで登攀開始。
二パーティーに分け、小林、佐藤ルートを別々に登るのが いつものパターンだが、順番を待つパーティーもなく、ピッチを切るテラスも広いので、ゆっくりマイペースで登ることができるので、皆一緒こたにワイワイと登りたかったのだ。ただ落石には十分に注意が必要なルートで、シツコク確認をする。

N野さんの登攀技術からして、お釣りの来るルートだが、一週間前にヨセミテから帰ったばかりには、岩が脆そうで、慎重に岩を叩き、浮いていない事を確認しながらロープを延ばす。
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  1P上部のクラックへ

チョッと緊張気味のmarikkaさんにルート取りの説明をする。きっとリードののぼりを自分に置き換え、ルート取りを頭に入れようと集中しているのだろう。
1P目はフェースで、終了テラスも見えるので、非常に登りやすい。N野さん、慎重に登って、いよいよmarikkaさんの番、このルートの核心は取り付いてすぐの垂直気味の細かいフェースだ、N野さんもそうだが、一見右の方が登りやすそうだが、右に寄ると行きづまってしまい、左による方が正解。右に行きたがるmarikkaさんを左に誘導、確実なムーブで抜ける。N田さんも大声で“ナイス”を連発。後は着実に登る。
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    核心        トラバース         上部クラック

続いて自分の番に。一昨年このルートを自信を持ってリードしたのだが、昨年は何故かリードできる感じにならなかった。今回、再びリードの自信が湧いてくるのか、試してみたかったが、スタート直後の核心部分で、リードで登れる感じが戻ってこなかったのは、チョッとばかりショックであった。スタンス、ホールドが見えてこなかったのだ。しかも核心部を越えた後もアレレという感じで何となくすっきり登る事ができなかった。

1P目のテラスで、ラストのN田さんをビレーしながら青い海を見下ろす。このテラスからの景色が特別気に入っている。やがてN野さんも笑顔でテラスに到着。
すかさずN野さんが2Pめに取り付く。N田さんにビレイヤーを頼んでN野さんの動きを追う、Nのさんは左右のスタンスを幅広く上手に利用する。この辺のスタンスの使い方が、フリーをこなす人の特徴か、実に安定感を感じる登りだ。
続いてmarikkaさんが再び緊張気味に、被り気味のクラックに挑戦、右足のスタンスがなく苦労するとこだ。私とN田さんに二人がかりでハーケンの頭に乗るように怒鳴られれば、従うしかなく、素直にA0に、私にしてもN田さんにしても、アルパインはとにもかくにも落ちない事、「安全の為には何でもあり」がモットーだが、フリーをかじっている人は結構抵抗があるようだ。
途中marikkaさんの声が聞こえて、コールするが応答なし!後で知ったのだが、上部の落石地帯土交じりのスタンスが崩れて落石を起こしビックリしたとの事だった。

最後のガレを慎重につめて、無事完登。
窓岩をバックに大壁の頭でのランチタイム。marikkaさんの大満足の様子に、こちらも満足だ。
大壁に来て良かったと改めて思った。
それもこれも、日々のM-wallでの特訓と、バックアップを取っての確実な懸垂下降技術の習得の成果の賜物で、4週連続の赤岩通いの成果がむくわれたのではと思った。
次は西奥にも行ってみたい!秋にはリードできないかなぁ・・・?
     【お終い】
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2010.06.21 / Top↑
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