5/16、雄冬山に登りました。
石狩湾を挟んで羊蹄山が、そしてそして振り返った先には、海に浮かぶ利尻山が・・・。
羊蹄山と利尻山を同時に見ようとは、全く想像もしなかったことでした。
ハードな登りも十分に報われ、山スキー初年度を締めくくるには、贅沢過ぎる山行でした。

IMGA0566.jpg
 最低鞍部から雄冬山      詳細は後日


GW期間中はスキーをはけず、仲間の山行報告で我慢していたT田大師匠の呼びかけは、赤岩行きを断念したところへのタイミングだったので、参加表明!
私同様に、今シーズンの山スキーは終ったものと思っていた、marikkaさん、iwaさん、M王さんも続々参加する事になり、山スキー初年度に大変お世話になった皆さんとの、楽しくて感動の、締めくくり山行となった。


幌から国道をはずれ、10日余り前に通った林道を再び車で上る。雪がどこで出てくるのか、出来るだけ上まで上りたいけれど、反面 雪が残っているのか・・・チョッと複雑。結局林道合流点からさらに上の標高400m地点の駐車帯に数台の車がありそこに車を入れる。
IMGA0550.jpg
 スキーもって行くの?

7時35分スキーを担いで出発、iwaさん、M王さんは早くも半袖Tシャツだ。雪が無い、どこで板をはけるのか、上部の雪の溶け具合、這い松がどの程度顔を出しているのか。かすかに頭をのぞかせる浜益岳の前衛峰は4日に比べて明らかに雪解けが進んでいる。丁度10分歩いたところで、どうにか板をつけられる状態に。
IMGA0551.jpg IMGA0553.jpg
 大阪山を林道で巻く    大阪山の鞍部 

雪不足でジグザグの林道をショートカットが出来ず、大阪山も林道利用で巻き 鞍部に下りる。鞍部で小休止。8時17分スノーモービル乗り入れ禁止の横断幕を通過。結構良いペースだが、ニペソツ帰りのM王さんは楽なペースだとご満悦。iwaさんもペースにあわせて余裕の登り。
左手に第一の偽ピークが望める辺りで、前回同様ゲラのドラミングが響き、ツリーホールは大きく成長、この時期の積雪状況の変化は大きい。
疎林帯を抜け出すと一気に展望が開ける。空はうす曇りで、ピーカンとはいかないが、振り返ると海岸線がくっきり、視界が利いており、石狩湾を挟んで羊蹄山が見え、右手には積丹の山並も見える。“羊蹄ダ!、羊蹄ダ!”の興奮の声。

IMGA0557.jpg IMGA0558.jpg
     羊蹄山       海岸線の向こうに積丹の山並が

雪質は夏の雪渓に近い状態で しまっており 案外滑りやすそうだ。右手に顔を出した浜益岳は、僅か12日間で雪庇は小さくなり 山容が“優しく”なった感じがする。左手にはいよいよ雄冬山が現れる。稜線の左側からは雪が消えて、這松が出ている変わり様に、チョッとビックリ。
どんどん懐かしい風景が広がっていく。まさか僅か10日余りで再びこれらの景色を見ようとは・・・!

IMGA0560.jpg IMGA0561.jpg IMGA0562.jpg IMGA0563.jpg
 次から次へと偽ピーク      浜益岳      浜益御殿への最後の登り     雄冬山

10時16分、浜益御殿山頂に。反対側の視界が一気に開けて、広々とした鞍部から続く山々の雄大な景色に、登頂の実感を味わう所だ。山頂には数人の登山者が、ご苦労さんの挨拶を!

一息入れ、いよいよ雄冬山を目指す。先ず御殿と浜益岳との鞍部に降りる。そこで左にほぼ直角に折れ、そこからもう一段、“御殿と浜益岳の鞍部”と“雄冬山”との鞍部に降りる。最低鞍部と浜益御殿との標高差は約150m、浜益御殿への(戻りの)登り返しが辛そうだが、雄冬に登ると決めた時から覚悟の上!
鞍部に滑り降りるのに足に負担がかかり、又予想外にコルの底の部分が長かったこともあり、登りの前に体力を消耗、最後の登りはかなりきついものだった。

IMGA0566_20100521225508.jpg IMGA0568.jpg 
 広い最低鞍部を行く    振り返れば浜益岳 

長く感じた鞍部を過ぎて、いよいよ雄冬山の登りに、右の斜面から一気に落ち込む谷は急で深い。しかも亀裂が見える。急登手前で全員スキーをデポ、ここからはツボ足で登る事に。
問題のない短い急登の後、いよいよ亀裂の上部の急斜面をトラバース気味に登る。ステップがしっかりしているが、落ちればピッケルを持ち合わせていないので停めるすべも無く、谷底まで一気は間違いないだろう。斜面に付けられたステップに靴を蹴り込みキックを確実に、高度感を感じながら登る。消耗した腿がキツイ。T田大師匠、iwaさん、M王さんは確実に先行、やや遅れてmarikkaさんも確実なステップで、しんがりの私はmarikkaさんからさらに30m以上遅れ、とにかくゆっくり、でも絶対に止まるものかと歯を喰いしばる。途中、雪の急斜面を避けて、這松の出かかった稜線伝いに下山する男女とすれ違う。(後で、知り合いだった事を知る)

先行するmarikkaさんが、“利尻岳が見えるって”振り返り大声で教えてくれる。 えっ り・し・り!?
どうやら先行の3名は山頂に立ったようだ。最後の急登を“利尻だぁ、利尻だぁ”と呟きながら歩を運ぶ、それまで歪んでいた顔が緩んでいるのが自分で分った。
IMGA0572.jpg IMGA0574.jpg IMGA0573.jpg IMGA0578.jpg
     利尻山        かすかに羊蹄山      眼下は雄冬の海     左に天塩・右に大雪

11時45分ついに雄冬山山頂に立つ。目を凝らすと青く広がった海の向こうに浮かぶ様に白い円錐の山が・・・利尻が見える!あわってて振り返り羊蹄を探す。やはり青い海の向こうにかすかだが、円錐の山が・・・。羊蹄山と利尻山を同時に見られるとは。山頂を行ったり来たり360度の展望を楽しむ人、無口になってひとり写真をとる人、眼下の海岸線を眺め、遠くに浮かぶ、手塩山系、大雪の山々を眺め、僅か10日余り前に登った浜益岳を間近に望み、かすかだが石狩湾を挟んで、ニセコから積丹への山なみと、満点の展望に、全員が興奮状態。M王さん持参の三脚で集合写真を撮ることに、セットにもたつくだけなのに楽しげな野次がM王さんに襲い掛かる。思ったよりも広い山頂に5人の笑い声が響き渡る。

IMGA0577.jpg
  山頂・笑顔(名峰・群別をバックに)

お腹も空いたので鞍部まで降りて昼食を取ることにして、登ってきたステップを忠実に降りる。一箇所、最も急な斜面を谷に向かって真直ぐ降りるところは高度感一杯、慎重にバランスよく降りる。皆 安定した下りだった。最後の急斜面を尻セードで下って、デポ地点へ、シールを外して最低鞍部までの滑降だ!腿にストレスを感じながら快調に最低鞍部に到着。丁度良いツリーホールを選んでベンチを作り、早速恒例となったiwaさんの山頂こだわりラーメンの準備をする。T田大師匠はツエルトで風を遮る算段、立派な食堂が出来上がり、大師匠持参の行者にんにくを卵でとじて、“行者人にんにくの卵とじラーメン、チャーシュー入り”iwaさんラーメンは、マスマス豪華度を増す。
IMGA0582.jpg
 iwaさんラーメンの店・“marikkaハウス”

皆満足の昼食を終え、いよいよ本日の核心浜益御殿への150mの登り返しに入る。ここを登りきればあとは滑り降りるだけ!途中正面の御殿と浜益岳の鞍部から飛行機雲が4本、青空に白い尾を引いて頭上に伸びて行く。4本の飛行機雲の先には飛行機が一機。白い雲は4基のエンジンからの物だった。しばしの間、首が折れるほど飛行機雲を追う。
IMGA0583.jpg
   天と地の間に  御殿に向かって

先行する3人が、鞍部に上がり、もう一息で、再び浜益御殿の山頂に立とうとしている。
山頂に立てば後は、シール外して滑り降りるだけだ。今シーズンの締めくくりの滑りが待っている





スポンサーサイト
2010.05.16 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://mtyyy.blog34.fc2.com/tb.php/61-191452a9
まとめ