4日、風は強かったが、晴天の浜益岳の頂上に立たった。僅か1257.5mの標高ながら日本海に面した増毛の山々の厳さ、雄大さにふれる事が出来たのは、運が良かったのだと思う。もちろんメンバーにも恵まれ、楽しい山行だった。今年の“私の一名山”は浜益岳に決定?。
メンバー:iwaさん、marikkaさん
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     浜益岳  


幌から手前の林道を上れるところまで上ろうと車走らせる。かなり上まで雪はなく、ほぼ林道交差点近くまで上る事が出来た。
駐車されていた車は一台だけ、もう一方の林道を利用した車が多いのか。

7:05分板を担いで出発。5分で林道交差点に、ここより板をつける。無風快晴、iwaさんはすでにTシャツだ。右手には早くも雪をべっとり付けた山が見える。
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  林道出発・快晴      

30分で大阪山に、山といっても白樺の雑木林、シュプールとツボ足の足跡を追って林の中をゆるく下る。
下り切ると広々とした雪原に出る。デポ旗が、今日は心配ないだろうが、吹雪いたら厄介そうだ。ここで水分補給。
ゆるりと登って再び林の中に、そこにはスノーモービル立ち入り禁止の横断幕が。
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 大阪山から前衛峰が  広々とした鞍部の雪原  モービル禁止の横断幕

登りルートは終始緩やかで登りやすい。周りの木々は徐々に岳樺に変わり高山ぽくなり、ゲラのドラミングが響く。
やがて左手の木の間越しに一つ目の偽ピークが、4名の人影が見える。マイペースの我々に我慢できず、まるで平地のスピードでパワフルに登るiwaさんも偽ピーク手前に見える。早い!
マイペースを保って最初の偽ピークに登るとそこは樹林帯を抜けて、背丈のない細い潅木と雪だけの世界が広がる。実に気持ちが良い。
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   春霞の日本海    偽ピークの雪の斜面

一つ登ると又ピークが現われ、登りきると又ピーク。5個か6個かこれでもかと偽ピークが続く。iwaさんの姿はどこにも見えない。信じられないスタミナだ。相変わらずの快晴無風で暖かく、それ程汗もかかずに実に登りやすい。のどが渇いて水分補給のついでにおにぎりを立ったまま頬張る。左手には雄冬山から続く稜線が、高山の雰囲気を出している。相変わらず登りやすい斜度が続き、一つ一つ偽ピークをクリアーして行くとついに稜線に出る。反対側は雪庇が張り出し亀裂も走っている。左の斜度も強まりチョッとやせた稜線を登ると 今度こそ浜益御殿のピークだ。待ちくたびれたiwaさんが笑顔で迎えてくれた。
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 稜線への最後の登り   やせ尾根を振り返る

浜益御殿の山頂に立つと正面に浜益岳が聳え、左手には雄冬山がどっしり聳えている。両山の分岐となる真下の鞍部は広々しており、雄大な風景を一層際立たせている。目を凝らすと一張りのテントがぽつんと立っている。
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  浜益岳・1257.5m     雄冬山・1197.6m
iwaさんがどっちらの山に登るかと笑顔で尋ねる。高さは浜益岳だが、見た目はむしろ雄冬山か! 雄冬山の稜線はやせ気味で、最低鞍部は浜益岳との鞍部からさらに一段下がっており、登り返しの標高差は150mとのこと。70mの登り返しの浜益岳を選択する。
気合も新たにシールを付けたまま浜益御殿を滑り降りる。小さなピークを一つ越えて再度短いダウンで最低鞍部へ。広々した鞍部から右手には、山頂への稜線に取り付いている米粒の先行者が点となって見える。
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   いよいよ山頂目指して最後の登りが始まる

急に風が吹き出し、すばやくアウターを着込む。手前の小ピークを登りきると、深く切れ込んだ暑寒別川の源流部を挟んで暑寒の山並みが、左手前には鋭く尖った名峰群別岳が聳えて思わず声が出る。稜線はかなりの強風が吹き、最後の登りの急斜面は強風下にスキーで下るには痩せ過ぎで、直下の鞍部にデポ、潅木に板を縛り付ける。板を外した足はとても軽く感じる。
いよいよツボ足での最後の登りに、風下の左側はせっぴが張り出し、すっぱりと切れている。風上の右手はいつも吹いているであろう強風にハイ松が出ている。写真を撮ろうとしてハイ松よりに寄ったmarikkaさんが雪を踏み抜いて右足が雪の中に、どうしても足が抜けずに急遽スコップで自分の足を掘り出すハプニングが。
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 最後の登りはツボ足で   群別岳を左手に

歳の順にという二人の思いやりに遠慮なく先頭で浜益岳の山頂を踏む。「ヤッタァ~~~!!」
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  やったぜ、イエーィ~~!

強風の中、思い思いに写真を取り、景色を堪能する。いつの間にか日本海の海岸線も見えるように。群別岳への雪庇の張り出したやせた稜線にはトレースが付いている。(やるもんだ!)
山スキーを始めた最初の年に浜益岳を踏めたのも、メンバーに恵まれたからだ。まさかこんなに色々な山に連れていってもらえるとは、T田さん、iwaさん、M王さん、佳津子さん始め同行していただいた皆さんに感謝!なかでもシーズンを通して懲りずに声を掛け続けてくれたmarikkaさんには大いに感謝!ジェイにももちろん!
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目の前には暑寒の山並  眼下には浜益の海岸線が

正面に雄冬山を見ながらデポ地まで下り、いよいよシールを外してスキー滑降に、一気に鞍部まで下り、再びシールをつけて最後の頑張りで“御殿”へ登り返す。

山頂直下で風をよけながらテーブルを設営、例によって優雅な昼食は、iwaさんの山頂ラーメン+おにぎりだ。もちろんチャーシュー、ねぎ入り、胡椒付き。浜益岳を正面に見据え、雄冬山から上り返してくるパーティーを見下ろしての昼食は満足感で一杯、これぞ至福の瞬間。
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 今日も山頂ラーメン  浜益岳をバックに・頑張れ~!

多少雪は重たくても、怪我だけしないように気を付ければ、快適下山が約束されている。下に降りたら温泉が待っているゾッ!!



:marikkaさんの巧みなルートファインディングで、アスファルトが完全に出た林道の側溝沿いに幅50cmの雪の上を車の僅か5m手前まで、とことんスキーで滑り降りることが出来ました





        
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2010.05.05 / Top↑
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