14日(水)、miuraのママとmarikkaさんの三人で赤岩へ、毎週のようにお世話になっているmiura-wallのママはフリー志向でレベルの差は大、赤岩で“も”何度もあっているが、よくよく考えてみると“一緒に行く”のは確か初めてのことで・・・、多忙なママは今シーズンまだ外岩に触れるチャンスがなかったので、marikkaさんのリード練習に付き合ってくれた訳、シーズン初めの足慣らしには(ママにとっては)超手ごろなメンバー(のはず?!)だ(笑)。
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 1Pのスタートを登るママ      彼方に積丹岳が

さすがに赤岩峠に車は少なかったが、気になる車が一台、どうやら自衛隊のマイクロバスのようで、どこの岩に行ったのだろう?と思いつつ予定通り西壁に向かう、前夜の雨の為に沼崎新道はドロドロ、たちまちアプローチシューズは泥だらけ、ここで転ぶわけにはいかない、細心の注意を払いながらフィックスロープに導かれて西壁に、一汗かいて到着するとやはり自衛隊の訓練中で指揮官と思われる人が訓練中で迷惑かけるが気にせずに登ってくれるようにと丁寧にあいさつをしてくれた。

 marikkaさんは前回ノーマルルートをリードしているので、今回はカンテルートだ。
私がリードで取りつく、marikkaさんにはセコンドだが自分のヌンチャクを改めてクリップしなおしてリードをイメージして登ってもらうことにする。真面目なmarikkaさんの頭の中はリード一色で緊張で無口に(笑)。取り付の一手目はしっかりしたホールドが無くいつもハーケンの頭に指を巻き付けてA0で登っているのだが、リードになり切っているmarikkaさんは“えっ?どうしよう?!”と真剣そのもの、ホント真面目だわっ!勿論A0をアドバイスで、ここは素直にA0で超える。短い1P目の終了地点には都合よくケミカルアンカーが4つも打ってあり私の流動分散を参考に残りの2個のケミカルでシステムをつくりサードのママを確保、ロープの振り分実戦練習に都合が良かった。因みにママはさすがで、出足の一歩はハーケンに触れもせずきちっと登って来た。

2P、途中で正面壁に回り込むところで一気に視界が開け真下の海が目に飛び込んで来る。スタンス、ホールド共に豊富だがみな小さくてガバはなく、アルパインクライミングのだいご味、特にリードが楽しくなるポイントで、カンテ沿いに高度感を楽しみながら気持ちよく登る。ここでも真面目で頭の中はリード一色のmarikkaさんからは緊張感がひしひしと伝わってきた。ママはもちろん問題はなくサクサクと登って来たが、フリーではあまり味わうことのないアルパイン独特の高度感を感じて楽しんでいる風だった。
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 リードになり切っているmarikkaさん(小さなホールドスタンスは豊富にあるが・・・)
 

となりの正面ルートでは自衛隊の人たちが1/3システムで背負い搬送の実践訓練の真っ最中で、緊張感あふれる訓練に3人でしばし見入ってしまった。
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 ママ余裕のクライム    救助訓練1/3でのハング越え    積丹半島遠望
最終3P目の出足はかぶり気味でルートの先が見えず、ハーケンも確認できないのでちょっとプレッシャーを感じるところだが、一段上がると岩陰にハーケンがあり見た目より登りやすい、西奥壁側の高度感はたっぷり グレードは4+になっている。終了点には訓練中の自衛隊の人たちがいてシステムを目いっぱい使用中で、システムを借りることにする。marikkaさん、ママと安定したクライミングで終了点に集結、急ぎザイルを解いて懸垂下降で降りる。
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    終了点下のママ    自衛隊の方がシャッターを押してくれました

下に降りてトカゲの洞窟に戻ると、ナント私のザックがカラスの餌食となり楽しみにしていた“コロッケパンと押しずし”が、跡形もなく消えていた。雨蓋のチャックを開けることは承知していたので食糧は本体に入れて一本〆のベルトもしっかりと〆ていたのだが本体の巾着ひもをしっかりと締めなかったのは全くの油断で不覚であった。
ママとmarikkaさんの昼食を恵んでもらい、カラスを呪いながら西壁を後にする。

44フェースまで戻ってくると壁が空いていたので、ママから“ソフト”にトライを“けしかけられ”marikkaさんと一瞬顔を見合わせる。miuraウオールの成果を確認したい気持ちもあり(marikkaさんも同じだったと思う・・・)何度かトライしてきたが登れないまま、この1,2年避け続けてきた“おやすみ(10a)”にトライしてみることにする。

シーズン初外岩でかつ腰と指を痛めているママはリードを自重し、トップロープをかけに終了点に上がってくれる。準備は整い、ここは積極的に行くしかないと覚悟を決めて、かぶった凹角にとりつく。見あげると凹角は真上に垂直に伸びているように見えるのだがそれは錯覚で、テンションが掛かると身体は海側に壁からはがれて戻るのがかなり厳しい、今までは必ず途中で剥がされることの繰り返しだった・・・、なんとしても剥がされないようにの一点で登る。右(海側)に引っ張られる重力に逆らってホールドスタンスを探し足を突っ張る。下からはママが「そこはホールドが甘いのでなんとか我慢して突破すれば上にガバがあるから・・」などと励まし付きアドバイスを必死に送ってくれる。パワー系のこのルート、スタンス、ホールドをモタモタ探しているうちに握力と腕力が怪しくなってきて、テンションを何度ももらいながら壁からはがされないように必死にしがみつき、最後はなんとか終了点にたどり着くことができた。「写真撮るからピースして」というリクエストに素直に答えてのピースサイン。久しぶりに達成感を味わうことができましたぞっ!
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  核心は抜けました     なんとか登り切れそうです    ついにやりました

次にmarikkaさんがトライ、目の前で私の登るのを見て終了点行かないわけにはいかなくなったmarikkaさん(笑)、途中で“剥がれる剥がれる”と絶叫しながらのテンションも、根性で壁に戻ると二度とテンションをかけることなく見事に終了点へ、やったぜっ!
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 このルートはパワー系  スイッチonのmarikkaさん     鼻歌のママ
満足感一杯のmarikkaさんと私、その喜びように、ママも「良かった!」って嬉しそうに笑顔で赤岩峠に戻る。
イヤー、良か一日でした~!!フリーも少しかじってみようかなぁ?!
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2017.06.23 / Top↑
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