オラ!エスパニョール!!   ⑪【お腹をこわす】
ホースショーの会場を出ると、散歩がてら夜の街をプラプラ歩き出した。何軒かあるバルはどこも混んでいてにとてもにぎやかだった。理由はテレビでサッカーを観戦しながらお酒を飲んでいるためで、そりゃー騒々しいわけだ。途中アイスクリーム屋を見つけて一つ買う。店の娘さんが、4代続く老舗だと自慢をしていた。歩き疲れたのでタクシーを拾ってホテルに戻り、シャワーを浴びるとバタンキューだった。

ところが・・・バタンキューからそれほどの時間は立っていなかったと思う、猛烈な胃の痛みで目が覚めた。昔胆石を患って胃に激痛が走ったことがあったが、全く遜色のない見事な痛さだった。そっとベットから起き上がり、持参の胃薬をのんだ。もちろん効き目は・・・無し。とっ、お腹もゴロゴロ状態に、それからトイレ通いが始まった。最初はベットに戻ったとたんに、すぐにトイレに行きたくなった。何度かベッドとトイレを往復、ほとんどうとうとする間もない、トイレ通いを何度か繰り返しやっとのことで朝を迎えた、胃の痛みはいつの間にか消えていたのが救いだった。もう腸のなかは空っぽ状態、一晩の消耗は激しかった。カミさんは、夜中の出来事に気づいていたのか否かは・・・? 状況を説明すると「大丈夫か?」とは言ったが、その聞き方は明らかに私の身を案じているのではなく、予定をこなせるのかを気にしていた。

朝食のためにレストランに降りて行った。食欲はなかったが、水分は取らなくてはと思うのだが・・・怖い、のジュースをコップ半分、一口のミールと甘いものなら何とか口にできるのではと、表面にチョコレートをたらした小さなパンを胃に収めた。朝食を終えて部屋に戻ったが、一日中ホテルで寝ているつもりもなく、外出の準備を始めた。身体に力は入らないが熱はない、腸の中はほぼ空っぽ状態だったので、夜中ほどトイレに駆け込む緊急性は回避できそう・・・市内見物に出かけた。


オラ!エスパニョール!!  ⑫【メスキータ】
イの一番で、昨日立ち寄り、いい感じですっかりお気に入りの駅構内のインフォメーションに行く。
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    コルドバ駅           左がACホテル   (やたらに広いだけで味も素っ気もない)

中をのぞくと昨日のお嬢さんの影はなし。他に客もいたし、一旦素通り、構内の土産物屋を冷やかして戻ると、“昨日の娘(こ)”が戻っていた。「オラ!きのうは有難う」と入っていくと「オラ!また来てくれたのね?!」と笑顔で迎入れてくれた。「昨日お勧めだった、循環観光バスのフリーチケットを買いに来たヨ!」 「それがいいですよっ!」とチケットを発券してくれた。乗り場を尋ねると丁度バスが来る時間だと、構内を出たところにあるバス停まで、わざわざ案内してくれた。
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カミさんの指示のままに循環観光バスの乗り降りを繰り返した。途中迷路のような小道を地元の人に尋ね尋ね、と言っても言葉は通じていないが、地図を片手の片言の英語と相手のスペイン語でのやり取りで“コレデラ広場”を見物してバス停に戻ることは全く難しいことではなかった。外国の知らない街の知らない路地を歩くのはちょっとした冒険をしているみたいで楽しかった。
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        コレデラ広場の入口と広場           ローマ橋から見たメスキータ

観光バスをメスキータの停留所で降りた。チケット売り場は休み時間で、午後からの入場になるというので、メスキータの前を流れるグアダルキビル川にかかるローマ橋を見に行くことにした。
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      ローマ橋       メスキータ(右側)の外観        中庭

紀元後一世紀、ローマ帝国によって架けられ、何度もあった戦いで、破壊と修復が繰り返されたいう歴史のある橋らしい。ローマ橋は観光客がひっきりなしに行き来しとても賑やかだった。入場前に(カミさんの)腹ごしらいをと、メスキータに隣接するレストランに入った。オープンテラスは満席で、室内のテーブルにつき、カミさんはハムなどの挟まったパンにビール、私は甘いものなら少しはお腹に入りそうだったので、ケーキを食べた。
昼食を終え、メスキータに戻るとチケット売り場のには長い行列ができていた。自動販売機での購入の仕方がよくわからず、一生懸命に前の人が買うのを見ていたのだが、結局係員の助けをかりて、何とかチケットを購入、やっと入場することができた。
メスキータとはスペイン語のモスクということで、780年に建立され、その後の3回の拡張の結果、現在の規模になったとか。ガイドブクによると『イスラム教とキリスト教がまじりあう大建築』と書かれている。
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 メスキータ : 何で、どのようにして 造ることができたのだろう・・・どこでも そう感じた

入口から入った内部はうす暗く、大聖堂とは異なったイスラム教独特の雰囲気を味わうことができた。実は私自身は、宗教全般、宗派に限らずどちらかというと、いい印象を持ってはいないのだが、大聖堂にしてもここメスキータにしても中に入ると、自然と足を忍ばせるような歩の運びとなり、なぜか息を殺すような呼吸となり、とても謙虚な気持ちになったのだが・・・、そんな感情に何の違和感も覚えなかった。
おごそかな気持ちでメスキータを出ると土産物屋が軒を連ねていて、それまで歩いた街中の静かな小路とは違って、にぎやかで楽しい雰囲気のなかぶらぶらと歩いてみる。店の数は多かったが、土産として買いたくなるような物は残念ながら見つからなかった、定番のチョコレートをとグミの駄菓子を買い込み散歩を続けた。一旦メスキータに戻り、昼食をとったレストランでお茶を飲んで一休み、もう一度ローマ橋を、今度は渡って、カラオーラの塔前の広場で循環観光バスに乗り、国鉄コルドバ駅まで戻った。
お腹の調子は相変わらずの状態だったが、腸の空っぽ状態が幸いしてか、トイレにはあまり行かずに済んだのだが、ホテルに戻ると少しはお腹に何か詰め込まなければと、日本から持参のおかゆをで夕食をとった。

この日の予定も何とかクリアすることができました。
    つづく

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2016.04.18 / Top↑
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