昨日に続いて連荘で、赤岩に行って来ました。メンバーはN野さん、kenチョンボさん、ズッシーさんの4名でした。1週間前にkenチョンボ、ズッシーコンビで西奥壁周辺に行き、面白いルートを見つけたと言う事で、我々もご相伴に預かろうと西奥壁に向かう。

天気はうす曇だが苦になるほどではなく、風は昨日とは違って殆ど無し。海もいたって穏やか。ただ気温は低めで、この調子だと、1週間ごとに秋は深まり、木々の葉はどんどん色付いていくのだろう。

西奥で、まずは、ノーマルルート(3P:Ⅳー・Ⅳ+・Ⅳ)を登ることに。N野さんとチョンボさんが組み、私はズッシーさんと組み、kenチョンボ組は正面から、我々はクリスタルフェース側に回り込んで斜度のない草着きの幅広バンドから登る事にする。

ズッシーさんリードで取り付く、草つきバンドから登るのは初めて。こちらは正規のルートなのか不明で、取り付きすぐにハーケンがあるが、後はプロテクションはなく、途中の潅木は利用できるが、必要ないと取らず。私が1P終了点の外傾テラスに上がると、正面からのリードのkenチョンボさんがN野さんを確保中。

ここからルートは1本になるので我々が先行することに。時間を節約するため、小レッジでピッチをきらず通常の2P,3Pをまとめて一気に抜けることにする。

kenチョンボ組はこのルートが初めてのN野さんがリードすることになり、Topをkenさんと交代。
時間短縮とルートを示す為に先行の我々のヌンチャクを回収せずに登る事にする。

ズッシーさんが登っている間、外傾テラスで撮影大会が始まるが、数枚も取らないうちに、デジカメのバッテリーがなくなってしまう。(従って、今回は写真2枚しか掲載できず)
今度はN野さんが携帯で撮影を始める。身動きの取れない不自由な姿勢で、やれこっちを向け!バックを海にしろ!などとにぎやか。

私は50mロープをダブルでセルフ(ビレー)に振り分けているので姿勢が変えられず、何よりもロープをスムーズに出すために神経を使う。
P1010567.jpg P1010573.jpg
 真剣&リラックス     2Pの出し

セコンドでのビレーは結構忍耐がいる。つらい姿勢から開放されたくて、早く抜けてくれと思う事はしばしば。この上の小レッジ(通常の2P目)は、壁から20cmくらいの幅でフレークして、刃先の尖った刃物のように鋭くしかも狭い。レッジにクライミングシューズで立っていると足裏が痛くなり、時々位置を変えないと我慢できない、つらい場所だ。しかし今回はピッチをきらずに済むのでその点は楽ちん。

テラスは相変わらずにぎやかだ。青空も見え、海面はいたって穏やか。順調にロープは伸びて、2P分を一気に抜けて、上ってヨシ、のコール。穏やかな天候で2P分でもコールが通り、昨日とは全く違う。

ジェードルを抜けると、クラックが2本走るフェースとなり高度感が出る。小さなホールド、スタンスはあるが、ガバがなくクラックを利用して何となく登れるが、もう一つリードする気が湧いてこない。モチベーチョンの問題のような気がする。

問題の小レッジからクラックに移り、レーバック気味に抜けて一段上ると、終了点だ。
この2P分は斜度が結構きつく、グレードが少し甘いようにも感じる。
最初から最後まで気を抜けず、緊張感一杯の、好きなルートだ。

昨日、懸垂下降でカラビナを置き忘れ、回収のために西壁正面を降りてもらう事に。最終の下降点でカラビナを無事に回収。一方チョンボ組は終了点から奥壁を一気の懸垂で降りてきた。50mロープで一杯一杯のジャストの高さということが判明。

ここで大事件が・・・。
取り付き点に戻ると、ザックの雨蓋が開いており、ザックの周りには、雨蓋に入れていた貴重品袋や、虫除けなどの薬品を入れたビニール袋が散乱しており、泥棒かと一瞬思い中を調べると、小銭いれはそのまま・・・仕舞い忘れか?おかしいなぁ~と思ったとき「やられた!!」とズッシーさん。中身が綺麗に無くなったカップ麺に 海苔だけ残ったおにぎりの袋が散乱していた。犯人はカラスで、雨蓋のチャックを開けて中身をあさったのだ!雨蓋のチャックまで開けるとは・・・赤岩のカラスは・・・侮れない!!

今度は周辺のショートルートで、フリーをする事になり、トップロープを2箇所にセット。一箇所は正面のハングを越え、細かいフェースをダイレクトに上るルート。もう一箇所はクリスタルフェース側に回り込んだルート。「上を見て:10c」(らしい)?!

セットし終わったところで(悔しい)昼食を取る。昼食を終えて重くなった体で二手に別れる。私はチョンボ氏と正面のダイレクトに。
ハングから登るのは到底無理なので、正常のルートを登り、ハングの上までトラバースしようと試みるが、トラバースにホールド、スタンスが無く、振り子で正面に移動、それでも正面も難しく右のリッジを掴むチョンボで何とか上まで抜ける。後から登った2ルートが10cなので正面も10c以上だと思うが。

次に「上を見て」に移動。チョンボ氏は途中“無い!無い!”と叫びながら、2度のテンションで、しかし懇情出して終了点まで。斜度がない分、下から見るとどうにかなりそうだが、取り付くと思った以上に
“無い”。ホールド、スタンスを拾いながらじりじりと上っていくうちにだんだん根性が出てきて、チョッと本気で上りたくなり、諦めずに頑張る。がッ、根性だけでは登れない!! ついにテンション。ビレーするチョンボ氏が思わず“オー”と声を上げるほど大きく振られる。何とか元に戻って再トライもやはり私には難しく途中敗退!

正面に戻ってN野さんハング越えを見物。何度かのトライでホールドを見つけ、ムーブを見つけて最後は完成させる。N野さんの執念を見ていて、フリーにのめり込む気持が少し分ったような気がする。

体重を落とし、指先まで筋力を付け、そして何より粘り(根性?)をつけないと登れない事を再確認!自分には今の生活状況では、そこまで節制する余裕はなさそうで、「チョイと無理だわい」と・・・最初から粘り無しか・・・。
次はズッシー氏。さすがはズッシー氏で、N野さんのムーブを参考にした途端に登ることが出来た。
二人を見ていて、フリーはムーブが出来るか否か、次にムーブを見つけられるか否か、実に奥が深い!!少し偏見がなくなりそうだが・・・。

最後に一番奥にある壁に挑戦。(ルート名が判らない=N野さんは「ワンワンスタイル:10c」、チョンボ氏はたぶん「サプリ10d」では?と・・・)
N野さんがトップロープを掛ける。まずチョンボ氏が行く。下から見ると斜度はそれほどでもなさそで、決して難しそうではないのだが、“無い!”の連発、一段上っての右にトラバースで、ホールド、スタンスが無い様子。こらえきれずにテンションで大きく右に振られる。そこから又直上、“無い!”“あった!”の繰り返しだが、頑張って、終了点直下に、粘りに粘ってついに上まで。

次に、私に行けとけしかける、正面ルートでもらった刺激も、あっという間にしぼんでしまい、行けるとこまで行くか、という(いつもの)感じで取り付いたが、ここも見た目よりズーット難しい。小さなスタンス、ホールドに粘っているうちに、昨日の奥フェース、さらには今日のフリールートと不甲斐なかったことが蘇り、やっと気持のエンジンが点火、久しぶりに歯を喰いしばって登る。何度か軽いテンションかかるが、じりじりと這い上がる。ついにトップに手が届くところまで、kenさんが何度も粘った地点まで到達したが、それこそ力尽き、よくここまで登ったと、それなりに納得して降りた。

今日は、ひさしぶりに粘りのクライミングが出来て、充実の一日でしたが、特にフリーで頑張り、後日上半身を中心の筋肉痛になってしまった。
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2009.09.21 / Top↑
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