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100名山狙いのU山君は東京在住、学生時代の一年後輩で、(北海道では)幌尻岳と阿寒岳を残していた。十勝岳、羊蹄山など過去の何度かの来道登山には一度も付き合えなかったので、仕事から解放され身軽になった今年、幌尻岳に登るなら手伝うぞと連絡したところ、それなら宜しく!ということで今回の幌尻行と相成った。
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     山頂にて 

8月1日午後、千歳空港でU山君をピックアップ、日高・新冠町の判官館キャンプ場に向かう。キャンプ場は林間のゆったり広々でイイ感じ!物置の奥にしまったファミリー用のテントを引っ張り出して張る・・・快適!キャンプ場での夕食、朝食用食材に、入山初日の献立“焼き肉”用の肉を買い出しに静内のスーパーまで出かける。因みに大人2名テント一張の料金は金600円なり・・・安っ!ご機嫌な入山前夜となった。
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    快適テント

2日朝 キャンプ場を5時過ぎに出発、2時間ちょっとで奥新冠発電所に着く。新冠湖に沿った林道は普通乗用でも走行には全く問題ないが、奥深くまでのびた林道の長さは、入山前の高揚感で“行き”には気にならなかったが、帰りの運転では走れども走れども林道が尽きずとても長く感じたそんなダート道だった。

【奥新冠発電所からポロシリ山荘まで】
入山初日の工程は、新冠ポロシリ山荘までの19Kmの林道歩き、19Kmもの林道を歩いた経験はないが、幌尻岳へのルートを新冠コースと決めた時から“修行になるゾ!”と覚悟はついていた。荷物の重さは計らなかった、計ったところで背負うモノは背負わなくちゃならないし・・・最後に水2.5Lをザックに入れる。

奥新冠発電所(発)7:45 → 8:33(着)第2ゲート・いこい橋(発)8:45 → 9:43(着)休憩
(発)9:52 → 10:25(着)休憩・昼食(発)10:50 → 12:02(着)休憩・616m(発)12:15 → 
12:45(着)休憩・669m(発)12:55 → 14:51(着)ポロシリ山荘
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いよいよ19Kmの林道歩きの開始です。6時間の急登に比べれば林道歩きは楽チン、そんな風に考えました。

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3Kmほどで“いこい橋”二番目のゲートです、人以外絶対に通しません!
橋から見下ろす谷はまだそれほど深くありません。


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ヤット半分です、思ったより歩けていま~す!写りは悪いデスが良い水場です。
(登りでは一切水場は使用せず、ザックの水を飲みました、結果一日での消費量は2Lでした)


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ついに残り5Kmに 意外や意外笑顔アリ。
したたり落ちる冷たげな水、頭からかぶろうとはしないのは・・・余裕かも?!


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ついに幌尻湖の奥新冠ダムが見えました、ダムからは残り2.5Km。
幌尻湖畔沿いに5001m程進むと残り2Kmの標識が もう一息です!


インレットで湖から離れると林道はちょっと荒れてきて、ジープ一台がやっと通れる幅に、そこで、これから下山をする3パーティーと立て続けにすれ違う。これから今来た林道を19Km戻るのかぁ・・・ガンバレッ!

突然林が開けてポロシリ山荘が、広場には人影も多い。(ホッとしたためか写真を撮り忘れる。結局2泊したが、山荘の写真は一枚も撮らず。)避難小屋の2階に上がると単独行者も含めて10名くらいの人が、ハリの間に銀マットが敷かれていて、どこが使用されているのか不明でまごまごすると、福島から来たという親切なおば様4人組が空いている銀マットを教えてくれた。
私以外は皆道外者ばかりで単独以外は我々と同じ日程で山頂アタックは明日のようだ。

★ 林道歩きの反省
① 2.5Lの水は必要なかった!
19Kmの林道は終始新冠川の深い谷に沿って主に中腹斜面をアップダウンを繰り返し全体としては緩やかに高度を上げている。当然幾筋もの沢の流れ込みが予想できたが、インターネットからの新冠ルート情報には林道歩きの水場の情報がなく(修行も兼ねての意識も多少あり)“水”大好きの自分としては、重さより豊富な水を選択2.5Lを持った。だが予想通り(以上?)幾筋もの沢が流れ込み“水場”に不自由はなかった。問題はエキノコックスに対する考え方で、私は携帯用浄水器“スーパーデリオス”を愛用している、なので(水は)せいぜい1Lもあれば十分では・・・。

② 日陰は7割以上か?!
水を多めに持ったのは“暑い”林道歩きを想像しての事だが、おおむね7割かそれ以上は木陰で、気温は高かったが、比較的歩きやすい木陰が多く、その点は想像より楽だった。勿論日向になるとじりじり照りつる陽射しは強烈だったが・・・。

③ 虻の襲来に参るっ!
最終ゲート手前のイドンナップ山荘の様子を見ようと車を停めて外に出たが、多数の虻が飛び回っていて、車に乗り込む時に何匹かの虻が車内に飛び込みうるさくて運転の邪魔に。最終ゲートで出発準備をしている時も虻がうるさく、歩き出すと全身にまとわりつき、汗をかくに従いマスマス虻の襲来は激しさを増し、時折腕などをさしてくるそのシツコサには閉口した。ついにたまらず暑さにもかかわらず長そでのシャツを着る。虻には蚊取り線香も、もちろん虫よけスプレーも全く役に立たず。ハッカが効くのかは不明だが、家に置いてきたことを悔やむ、虻対策の必要あり!

【ポロシリ山荘から幌尻岳往復】
ポロシリ山荘(発)5:10 → 5:58(着)二岐・955m(発)6:05 → 6:46(着)休憩・1172m(発)6:55 
→ 7:42(着)見晴(発)7:30 → 8:21(着)休憩・1596m(発)8:32 → 8:34(着)水場・1606m
(発)8:40→ 分岐(通過)10:00 → 10:10(着)山頂直下(発)? → 12:00(着)肩??
(発)12:05 → 幌尻岳山頂(通過)13:05 → 13:12(着)分岐下(発)13:20 → 
14:02(着)水場(発)14:15 →14:42(着)見晴(発)14:45 → 15:03(着)休憩・1190m(発)15:08 
→ 15:30(着)二岐(発)15:40 →16:07(着)ポロシリ山荘

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幌尻沢沿いのルートはすぐに笹に覆われる、雨具の下を最初からつけたのは正解。
二岐で沢を渡り尾根に取りつく、いよいよ急登の始まりだっ!


二岐で一本目の休憩を取っていると、ガイド会社Nのツアー10人パーテーが追いつく。沢を不安定な丸木橋で渡り中間の尾根に取り付きいよいよ一気一気の登りが始まる。急登になかなかペースが上がらぬとすぐに Nツアーに追いつかれる路を譲る。「早いですねっ!」ガイドは以前赤岩でお世話になったOさん、でっ挨拶する。寄せ集めパーテーなのに・・・スゴッ!このクラスのツアーに参加する人達にはそれなりの“力”を持ち合わせているのだと改めて認識、それにしても強いワァ!

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支稜の稜線が見える高さまで上がってきました。樹木で気付きにくいのデスがかなりのヤセ尾根です。

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水場まで上がってきました。立派な水場にビックリ、幌尻湖が小さく見えます。

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いよいよ斜度は増し、すぐに森林限界を超える。そこから先は一面のお花畑です。

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赤 黄 紫 可憐な高山植物の群落の間を縫うように稜線に向かってルートが伸びています。

“見晴”辺りまで抜きつ抜かれつしていた“福島・4人組おばちゃん”パーテーが大岩の横を登っています。
ツアー登山客もそうだったが、さすが幌尻岳を目指す登山者は皆それなりに強さを持っていることを改めて実感する。
いよいよ大岩が迫り、稜線に向かって最後の登りで負荷をかけてみようとピッチを上げるがさすがに思うようにはいかなかった。それでも気持ちよく稜線に上がることができ、懐かしき糠平川からのコースに合流する。
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糠平川コースとの合流地点、山頂はもうすぐだ。
初めて登った10数年前の記憶をたどりながら緩やかに山頂に向かう。


楽しみにしていた北カール側の景色は、吹き上げてくる冷たい霧が邪魔をして何も見えない、ちょっとがっかりしながら幌尻岳山頂への稜線をゆっくり歩む。頂上に人影が見えた時そこに立ち止まり、雨具の上を羽織り脇の石に腰掛けてU山君を待つ。自身には2度目の山頂だし、100名山走破を直前にして最難関の山の一つである幌尻岳の頂をU山君より先に踏むことは考えられなかった。
やがて稜線上にU山君が現れ、休憩を取っていると勘違いし休もうとザックを置きかけるU山君に20m先の山頂を指す。U山君は山頂に気付き降ろしかけたザックを背負いなおしてそのまま歩を進め幌尻岳の山頂に立った。日高の最高峰は深く険しく、そうたやすくは登らせてはくれない!・・・と実感させられた2度目の山頂だった。
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2度目の山頂にもその深さゆえの感動があった。
ガスの為東カールをこれ以上はっきり見ることはできなかった。


緩やかな山頂の風下側に腰を下ろしてホットドックパンを取り出し自宅栽培のサニーレタスをはさみマヨネーズをつけると、これが美味しかった。一時間近くもゆっくりしたが、北カールから風に乗って吹き上げてくる霧の勢いは衰えず、足元の東カールもほとんど見えない。それでも七つ沼を見たくて肩まで行こうと強引に主張、冷たいガスの稜線を小さいピークを上り下りして進むもガスが濃く、東カールと七つ沼カールを隔てる稜線も判別できず、肩すらも解らず残念ながら時間切れで来た道を引き返す。
一時間近くもかけ幌尻岳山頂に戻るが、北カールから冷たい霧を運ぶ風は相変わらず強く、そのまま分岐に向かう。分岐から新冠川に降りると風下となり、ヤット一息つけた。時間も押してきたので急いで本格的下山開始、両手を使って慎重に降りる。歳のせいだろうか最近は下りが長く感じるようになったが、この日の下山もいつにも増して長く感じた、時折降る小雨にも邪魔され最後はかなり足がもつれたが、何とかポロシリ山荘に戻る、山頂でゆっくりした分予定時刻を大幅にオーバーしていた。

【下山 山荘から奥新冠発電所に戻る】
4日、入山3日目だったが中身の濃さなのか、実際よりも長く(山に)入っていたような感じを受けながら目覚める。
この日の予定は19Kmの林道を降りた後、阿寒・オンネトウの野中温泉までの大移動が待っている。同行のU山君は、幌尻岳山頂と同じくらい(?)野中温泉の露天風呂と湯上りのビールにこだわっていた・・・なので、なんとしても野中温泉には夕方6時までに入らネバならないと、この日はこの日でそんなプレッシャーを感じながらの目覚めでもあった。
首尾よくほぼ予定通りの朝4時過ぎにはヘッドランプを頭に、山荘を出発することが出来た。

ポロシリ山荘(発)4:14 → 幌尻湖ダム(通過)5:00 → 6:07(着)“一番”の水場(発)6:20 → 
7:58(着)休憩・行動食(発)8:10 → 8:20(着)いこい橋ゲート(発)8:24 → 9:09(着)発電所ゲート

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朝の静かな湖面の幌尻湖、朝の林道も静けさ漂う。

幌尻湖畔に降りてくる頃には夜もあけ、ヘッドランプの必要はとっくになくなったいた。慣れの為なのか来るときほどは虻も気にならず、2回の休憩で発電所ゲートまで降りてくることが出来た。水は1Lのみをザックに詰め、途中の休憩では程よい流れの水を携帯浄水器を通して飲んだが冷たくておいしい水だった。
9時過ぎ、予定より早くゲートに着くことが出来た、この日も自分としてはイイ感じで歩くことが出来たと思う。林道19Kmの新冠コースは“積極的にもう一度”とは思わないが、チャンスがあったら又歩いてみる野も悪くない!とにかく歩いてみれば満足度の高いコースでした。
    お終い
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2015.08.07 / Top↑
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まとめ
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