【弁天岩】
30日、心配していた天候だったが、青空も見えるほど、結構暑くなりそうだ。村山君の車に同乗、伊勢原駅で美代さんを拾い広沢寺温泉の駐車場に向かう。さすが首都圏の幹線道路は車の量が多い。駐車場で静岡から来た長澤君、春代さん夫妻と合流総勢5名となる。
四人はいづれも学生時代のクラブの一学年後輩で、長澤君、村山君とはクワウン川遡行、八ヶ岳横岳小同心クラック登攀、冬は昨年は長澤君が、今年は村山君が来道して、ニセコや音江山、三段山を堪能した古くからの岳友だ。千葉在住の美代さんはスキーの腕前はかなりのモノらしく国内だけに留まらずカナダ、ヨーロッパと海外遠征の経験もかなりとか、長澤夫人の春代さんは(長澤君の)九州長崎に転勤中、(長澤君と共に)地元の山岳会に所属してオールラウンドに九州の山を楽しんでいた。因みに長澤君は退職直前に登山ガイドの資格を取り、今はガイドとして活躍中だ。

一般車両進入禁止だが綺麗に舗装された林道を近況報告などをしながらワイワイガヤガヤ緩やかに登っていく。10分も歩くと、鬱蒼とした右手の樹林の間にポッカリと立派なスラブの弁天岩が現れる。踏み跡をたどり小沢を渡ると幅2mほどのテラスに到着、見上げる岩はすっかり乾いている。さすがに月曜日だ、誰もいないのを確認しホッとする。5人とも弁天岩は初めてで、正直なところ地元のベテランクライマーがいないことをひそかに望んでいたのだが(笑)・・・存分に登れそう・シメシメ!
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ネットで調べていた通りで、右半分は斜度も緩くスメアーがしっかりと効きそうな岩の質でホールド、スタンスも見るからにバッチリ、ケミカルアンカーもしっかり打ってありルートは一目瞭然、最初のプロテクションがちょっと遠いかなぁという以外は全くリードに問題なさそうだぁ!登攀準備をしていると、男女2名のクライマーが到着、明るく挨拶どこかの会にでも所属しているのだろうか、いい感じの二人で、ルート図を見ながら何やら長澤君とルート確認をしている。

5月30日の羊蹄山下りでの捻挫が完治せずアプローチも踝を保護する装具を当て、アプローチシューズではなく登山靴で足首をきっちりと固定していたのだが、久しぶりにクライミングシューズを履くと、強くひねるとかすかな痛みがあるが、壁の斜度は大したことないし足首を正対からやや開き気味に保てば何とか登れそうなので、さりげなく岩に取り付く。ルートは右壁の“プレゼントファイブ”で、表示は5.7。ネットの事前チェックでもここはすんなり登れそうと踏んでいたが、予想通りというより予想以上に何の問題もなく登ることが出来た、高さは15m位か?!
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弁天岩はフリー主体なので5.7表示だが、赤岩とは全く別物の岩質(凝固岩?)で、感覚的には3級といったところだろう。一番右端のルートを登り切ってよく見ると約1~2m間隔で4ルートが並行してまっすぐに伸びていて、中央による程にルートの長さが長くなり最も中央壁よりのルートは20mちょっと位だ。結局4ルートを一本ずつ登ったがどれも岩質がいっしょで、変化が無く、その点では物足り無さが残った。グレードもすべて3級が妥当だ、どのルートも右端のルートと同様一つ目のプロテクションまでの距離が若干長かったが、技術的には優しく全く問題が無かった。ちょっと上手い人には右壁は物足りないだろう。
懸垂用のロープをセットをしてバックアップを取りながらの下降練習もした。美代さんは2度目のクライミングで、買いたてのmayシューズだったが問題なく各ルートを登り確保しながらの懸垂下降も練習、ロワーダウンで慣れたのか無難にこなす。春代さんも久しぶりの生岩だったが難なくこなし、後半はビレーも積極的にこなしていた。
アットいう間に時計の針は12時を回り空腹を感じゆっくりとテラスで昼食を、陽射しは強かったが夢中で登っていたので喉の渇きを忘れていた、ぬるくなったポカリだが、さすがに美味しかった。

後輩の内山くん(8月一緒に幌尻岳に登る予定)と磐山くんの二人が3時に、徳沢園に来てくれる約束になっていたので、昼食後正面壁の1ピッチ(15m)だけを一本ずつ登り、引き上げることに。正面壁も右壁と岩質は全く同じで一本目のプロテクションまでも距離がかなりあり(1ピッチ目のプロテクションは1本だけ)グレードは右壁に比べて若干だが上がる感じ(3+~4級で、皆一本づつ登ってクライミングを終了する。
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久しぶりに昔の仲間に逢えクライミングを楽しむことができ、とっても楽しい気分で駐車場への林道を来た時と同じようにワイワイ言いながら下って行く。キャンプ場についたら今度は楽しい宴会が待っている、今日はまだまだ楽しみがつづきます。

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つづきは、後日報告します


【至福の時】
約束の15時ピッタリに徳沢園キャンプ場に帰着、すでに内山君、磐山君は着いていて、ベンチを運びテーブル席をセッティング、なんとテーブルクロスまで敷いて“宴会場”は完璧にセットされていた。

宴会の食当は任せろと長澤夫妻、本日のメイン料理はジャジャ~ン!なんと天麩羅!前夜の(村山君との)二人宴会の献立が焼き肉だったので、悩んだ末の天麩羅メニュー決定だったようでして・・・アンガトサン!
美代さん差し入れの超うま“みりん干し”と“手作り浅漬け”で、これまた差し入れのビールでまずは乾杯!Oh~幸せ!!春代さんが耳元で「坂野さんの退職祝いですっ!」って 嬉し~!   磐山君からのケーキの差し入れに 甘党、ケーキ大好きの私、酒よりもまずはケーキとかぶりつく・・・う・ま・ぁ~!!!
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春代さん、美代さんが目の前で揚げてくれる天麩羅はサクサクで本当に美味しい、まるで高級てんぷら店のカウンターに座っているような、たっぷりの油で揚げているからなのか、余りのサクサク絶品に皆口々に“美味い美味い!”の賞賛の嵐、次から次へとビールで胃袋に収めていく。
こんな時、どうしても女性陣が“作る係り”になってしまうのだが・・・、でも早くも酔いが回りだした男性陣にてんぷら油は危険この上なし・・・ホントにゴメンなさい&アリガサン。
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“ツマミ”はサクサク天麩羅だけではない、本日来られなかった仲間を“肴”にもう一杯、又一杯。いつものように懐かしい話にドジ話、思い出話が尽きることは決してない、若かりし頃に戻れる本当に貴重な仲間たちで、40数年たっても夫々のやり方で山に向き合っているのが又嬉しい、この瞬間を真に至福の時というのだろう。磐山君は村山君にクライミングシューズを買いに行くので付き合えなどと話している。今日中に帰らなければという美代さん、内山君、磐山君を見送ったところでお開きに、遠くからわざわざ有難う!沢山の差し入れ本当に有難う!
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3人が帰ったところでもう一つ、とても重要な仕事が残されていた。
べろべろに酔っぱらった長澤君を無事に対岸のテントまで運ばねば・・・、よほど渡渉をしようかと・・・水無川にかかる一本橋をよろける長澤君の手を引き春代夫人に足元を照らしてもらい、何とか対岸に渡る(ホッ!)。明日の朝 彼が目覚めた時、間違いなくこのディンジャレスな一本橋の綱渡りの記憶は無いことだろう(爆)。それぞれのテントに分かれて・・・おやすみなさい!

明日は雨の予報だ、モミソ沢出合いにある懐かしの“懸垂岩”は次の機会まであお預けになりそう・・・だけど、十分に楽しめた、満足の丹沢遠征でした。古き岳友に心から感謝!
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2015.07.01 / Top↑
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