25日 久しぶりの青空に誘われて札幌国際スキー場へ(駐車場満車で入場に30分)。ゴンドラ片道券を1250円で購入、若いボーダーに混じって山頂駅に上がる。山頂レストラン脇から雪の小山を乗り越えて、急な坂を滑り降りるとそこはスキー場とは別世界。立ち止まり地図とにらめっこ、コンパスを朝里岳山頂に合わせ高度を1100mに補正して出発、時計は11:30をゆうに廻っていた。
スノーモービルのキャタビラの跡が傍若無人に雪原を荒し、在るだろうはずのスキートレースをズタズタに壊している。し~ゃない!と、悪態をつきながらキャタビラ跡を進む。
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 モービルの跡でズタズタ     白井岳は雲の中    トレースはキャタビラにつぶされている

前方にはそろいのグリーンのパンツ姿の二人連れが・・・女性が山スキーに不慣れのようで、すぐに追いつく。追い越し際、モービルへの悪口を言い合ってちょっとだけストレスを発散する。
緩やかに高度を稼で行くとやがて背の低い灌木がモンスター状に、なかなか綺麗で、「ゆっくり楽しみながら行こう!」そんな気分にさせる。モンスターには時々控えめなピンクテープがついていて、次のそれを見つけるとやっぱりホットする。振り返ると、小樽の海、石狩の海 が広がっている。
確実に高度を稼いで斜度は落ちてきて目の前が開けるが、正面にどんと構えるはずの余市岳は全く見えない。高度計は1300mをさし、補正の誤差が原因か朝里岳(=1281m)の標高をこえていた(笑)。吹きさらしの山頂部分はさすがに風が通り冷たいが、悠々我慢のできる範囲内だ。
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   余市岳は見えず         キロロ方面

ちょっと戻って特徴のあるのっぽのモンスターの影でシールを外す。滑走準備の整ったところに先ほどの若いアベックが登ってきた。下りはモービルのキャタピラ跡だらけだから間違った方向に誘い込まれないように油断せずに降りよう、スキーはワンターンで想像より高度差を下っちゃうからとね、とコールしあって一足先に降りる。
雪はふかふかキャタビラの横の荒らされていない部分を選んで滑る。緩斜面だが雪質は最高、後傾に気付き前傾に修正したりとルンルン滑りを楽しむ。
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  スキー場の中間駅      特徴のあるモンスター   モービル跡について降りれば・・・

・・・???おかしいぞっ!何本も何本もあったキャタビラの数がいつの間にか少なくなっている。確かにおかしいっ!いつの間にかメインコースから外れたキャタビラにつられてコースを外れてしまったことは間違いない。まわりを見渡すとスキートレースは勿論、下に向かって一直線に下っている一本のキャタビラ跡以外に動物の足跡すらない。「ヤバッ!!」つい今しがた、若い二人をつかまえて注意しようと言った間違いをソックリ犯してしまったのだっ。「なんてこった!」
ルートから左に外れたのは間違いないだろう、磁石を取り出し、戻る方向を確認する。できるだけ下らないよう高度を保って右へ右へとラッセル気味に進む。右に行けばズタズタのキャタビラの跡があるはずだ・・・。しかし進めど進めどキャタビラは現れない。止まっては目を凝らすが・・・、綺麗な雪面が疎林の斜面を形成しているだけ。どうも想像以上に左にずれているようだ、気持ちのざわつきが強くなる。「右に進めば間違いなくトレースにぶつかる筈だぁ!」シールをつけて自分の跡を戻るということも考えては見たが・・・イヤ間違いない、出来るだけ高度を保って右に進めばトレースにぶつかるハズだ。逆に(右に)外れていれば崖になるはずだから・・・、左に外れたことは間違いないっ!ツエルトはあるし、スコップあるし、食料だって一日分くらいはどうにでもなる、空腹感は全くなし。それに・・・万が一このまままっすぐ降りたって、朝里峠の道にぶっつくはずだ・・・。うっ?建物?リフトの中間駅発見、これで一安心だっ、それでも体力の消耗を考え意識してゆっくりトラバースを続ける・・・人らしいっ、木々の間にスキーヤーの影が、ゲレンデだぁ!さすがにホッとする。
ゆっくりゆっくり行動したとはいえ30分ぐらい居場所を失っていたようだ。ふと山頂で別れた二人ずれが気になる。自分の跡を追って来なければいいがっ。思ったよりもおおきくコースを外れ、思ったより大幅に高度が下がっていた。いやぁ~、恥ずかしながらいい経験をした。

華やいだゲレンデに戻り、若いボーダーに混じって滑りを楽しむ。降りるにしたがって青空が広がりゆったりした気持ちに全身が包まれてゆっくりゆっくり山麓駅までおりた。
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2015.01.25 / Top↑
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