過去に2度の冬季オリンピックが開かれたスイスを代表する高級リゾート“サンモリッツ”、周辺の山々には四方八方に登山電車、ケーブルカー、リフトが張り巡らされ、夫々の山頂駅や中腹駅からは無数とは大げさだが、簡単には踏破できないほど数多くの上級、中級、初級と魅力的なハイキングコースが整備されている。湖や麓の村だったり、アルプスの高峰の頂や、氷河だったり、 どのコースからも絶景を堪能できる。 列車に揺られて適当な駅で降り、一駅二駅と気の向くママに林の中を歩くハイキング道だって多数用意されている。歩くのが苦手だったらノンビリ馬車に揺られて谷あい奥深く分け入ることもできる。自転車の人気は日本の比ではない、バイクロードもハイキングロードに負けず劣らず整備されている。ヨットだってカヌーだって・・・遊び放題。アウトドアー派にはいくら時間があっても足りないほどの土地柄なのだ。
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街中から登山電車に乗ると   ソルダネッラ・ホテル   中心街から駅への近道です


“サンモリッツ” 詳しくは後日
スイス スイスイ Ⅱ 【ホテル ソルダネッラはレイクビュー】 

成田から直接送ったバックを 大事にしまっておいた引換証と交換で無事に受け取る。さてっとホテルに行くには・・・サンモリッツは坂の街と聞いていたけれど、ホームに降り立った時点で瞬時に理解できた。中心街のはずれに位置するホテルまでは空身で10分ちょっと、重たい荷物を引きずって上って行くには無理がある。タクシーで行くかぁ・・・相棒はホテルに連絡すれば有料だが車が迎えに来てくれるよ と言う、でも電話の掛け方が解らない。ガイドブックを取り出して、かけ方のページを探して、えーと、いくらのコインでかけるんだ?確か公衆電話はカード式が多いって書いてあったぞ?!なんて今更面倒だし・・・。いずれにしても大体の場所を確認しなくっちゃ・・・壁にかかった大きな街の地図を発見、ホテル名がずらりと記載されている・・・シメタ、ボタンがあるぞっ! 押したら明かりがついて“ありか”が解る…筈っ! ソルダネッラ発見!相棒がボタンを押す・・明かりが・・・つかない?!もう一度押す・・・スピカーから声?ドイツ語かぁ??? 相棒あわてて「ハロー!」と・・・ど・どこに向かって話せばいいんだぁ(汗)?!白いパネルにボツボツ穴を発見、ここに向かって話せと指をさす。・・・何とか立ち直った相棒、ややして「Five minute!」の単語がこれは解った、「えっ、5分で来てくれるの?!」「タクシーは高いってっ!」  ヨカッタ、小銭入れから2スイスフランのコインを取り出し 渡しやすいようにポケットに入れなおす。
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ホテル周辺の風景(5分歩くと中心街 ロタリー手前にある小滝  一本下の道から見上げる風景)

石畳の坂道を上ってロータリーを巧みに回ると、下にはサンモリッツ湖、右側は斜面を巧みに生かしたレストランが、ガードレールの先に写真で見慣れた三ツ星のホテル・ソルダネッラが・・・あった。
山側の道路からホテルに入るとこじんまりとしたカウンターの内に女性が・・・笑顔で迎えてくれた。本物以上の特大縫いぐるみの熊も迎えてくれる。奥はレストランとなっていて内装はいかにも清潔そうだ。パスポートを提示して32号室のカギを受け取り、赤い絨毯のゆったりした廻り階段の真ん中を突き抜けている狭いエレベーターに重い荷物と一緒に窮屈そうに乗り込み一段上に上がる。このエレベーターのなんという古さよ!相棒は100年以上前のエレベーターだという。廊下を右に曲がると突き当りに32号室のドアが(というほど広くはないが)、開けてびっくる玉手箱・・・なんだこの景色はっ!!!  “OH~ レークビュー!”
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おしゃれな出窓からレイクビューが広がる

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      左の風景          真ん中の風景          右側の風景

白い枠組みの出窓の向こうには山をバックにサンモリッツ湖が、左の窓越しには下に向かって段々の続く家並の向こうには今しがた降りた駅に停まっている真っ赤な列車が、その延長線上の山肌の緑に一筋の切れ込みが買うかに見える・・・セガンティーニ小屋につながるムオタスムラーユの山頂駅のレストラじゃない?右窓の枠には下の建物の屋根越しにサンモリッツ・ドルフ地区の街並みがやはりバックを山に囲まれて・・・言葉より、レイクビューを写真で見て想像してほしい(笑)!



スイス スイスイ Ⅱ 【ホテルソルダネッラのレストラン】

部屋に入ってバッグの荷物をを分解、ロッカーや机の引き出しに、大事なものは金庫に整理して収納完了。収納スペースは十分で、これもHT・ソルダネッラの印象を良くした。これから5泊する部屋なのだ!夕食は7時にホテルのレストランに予約をいれた。水道の水が冷たくていかにも美味しそうだったけれど、ガイドブックにも飲んで飲めないことはないけれど・・・、と書いてあったが旅先でのリスクを減らすためにもミネラルウオーターを買うために街の探検も兼ねて出かけることにした。膝の調子がよくないので留守番をしているという相棒を部屋に残して外に出ると、とても得意な気持ちが湧いてきた。日本をたってわずかに二日、この環境の違いは・・・不思議な不思議な感覚。湖に向かって深呼吸をしてゆっくり胸を張って緩い坂を下りて行く。ロータリーに来ると後ろを振り返り 帰り道の風景を頭に焼き付ける。山の分岐でよくすることだが、同じ場所でも行き(登り)の景色と帰り(下り)の景色は全く違う、初日から迷子になるわけにはいかない。
石畳を町の中心街(らしき)方向へと上って行くと正面に『 i 』のマーク、観光局の案内所を発見、そこはちょっとした広場になっていて、オープンカフェのパラソルの下で、みんな笑顔でアイスクリームを食べたり、コーヒーを飲んだり、日本で想像していたヨーロッパの風景が広がっていた。COOP発見!ドアの前に立つがなぜか開かない???もう一度トライ、がっやっぱり開かない???中のレジには人が並んでいるのに、そこに東洋人が(日本人ぽい?)やっぱり開かない、腕時計を見てドアに書かれた開店時間を確認して諦めて帰っていった。そっか6時に締まるんだ、腕時計は6時をほんのちょっと回ったばかりだった。諦めて駅の方に向かう、キオスクに行けば水は手に入るだろうけれど・・・駅まで行っている時間は無さそうだ・・・、見知らぬ路地を歩いて行くと・・・ここに出るのかぁ、新しい発見が何とも楽しい。

ホテルに戻り、7時にレストランに降りていくと窓際の特等席に案内される。すでに3組の外国人が・・皆年配の紳士淑女だ。テーブルのローソクに火がともされて、立派なメニューをそれぞれ手渡される。なぜか急に胸騒ぎが・・・メニューを開く・・・解らな~い・・・すぐに諦めて相棒に全権委任、急に周りが気になる出す。年配のボーイに色々聞いていた相棒、通じているのかいないのか・・・こうなったら高いも安いも金額なんて関係ない・・・何か頼まなくっちゃ。(ボーイに)任せたいんだけどと言うとそれは困るとの返事(らしい)。何やら説明をしてほかのテーブルに、開き直った相棒は腰を据えてメニューを“読み”だした(頼もしや!)。何もできない私は・・・落ち着かない、周りを見ると、皆すんなり注文を出している、手慣れたもんだぁ。不慣れな我々は悲しいかな、言葉は勿論だが、要領も解らないのだ。廻りの外国人は何もわかっていない東洋人を興味深々と言った感じで観ている(観られている様な気がしてきた)。
みんなが注文をし終えて、ややして(我々も)やっとオーダーを・・・ボーイは何もなかったように問われた質問には忠実に答え、余計なアドバイスは全くせずに(もっと教えてよっ!)言われた通りコレマタ忠実にオーダーを受ける、少しはアドバイスしてくれてもいいのに・・・相棒は頑張った。結局出てきたのは、たっぷり野菜のサラダ一つ、スープは異なった種類のものを2つにトマトのパスタも一つ。サラダとパスターはかなりのボリュームだ。『一つでよかった!』相棒はホームランとまではいかないが、クリーンヒットだぁ・・・オイラ初球よけそこないのデッドボールで退敢え無く退場の巻???)。
外国人は3組のべ6人に出された料理を盗み見すると、中身は定かではないが間違いなく一人一皿づつ。我々もそれほど多くを頼んだと言う訳ではなかったが、外国人よりは明らかに多め、小さい貧弱な身体で頼み過ぎという感じは正直否めなかった。その後、出足のレストランで学習した我々は何度か入ったレストランでは何の不安もなく「スモールサイズか?」と尋ね、「シェアーするから一つでいい」と自身満々でオーダーすると「No,problem!」と好意的な返事が返ってきた。何事も経験経験!



まだまだ続きます(工事中)


スイス スイスイ Ⅱ 【サンモリッツの街を知ろう】

前夜、冷や汗ディナーの現場となったレストランにビュッフェ形式の朝食が用意されていた。食パン(自分でトーストにする)の他に何種類かのフランスパンと、何種類かのチーズにハム、チーズも自分で好みに応じて切り分けるようにナイフが置かれている。ゆで卵も自分で茹でる仕組みだ。赤や黄、黒にオレンジなど夫々区別ができるように色の違った卵受けに自分で生卵を入れて、沸騰した湯に入れ、適当な時間に取に行き、氷水に冷やして持ってくるのだが、要領を得ない新客が、他人の茹でた卵を持っていくといった、トラブルが毎朝あった。
移動に2日間を要したので、本格的に観光に専念できるのは3日目の20日からだった。晴天率322日のサンモリッツだったが、近年の異常気象の影響かこの日の天気予報はあまりよくなかったが出かけられないほどでは無い、まずはサンモリッツのおおよそを知ろうと、街中から登山電車にのって裏山のピッツ・ネールに上ることにする。裏山とは言っても標高は3056mで穂高並みの高山だ。因みにサンモリッツの標高は1856mだからちょうど1200mを登山電車とロープウエーで上ることになる。夕方探検に行ったCOOPのある学校広場まで、膝の悪い相棒に合わせてゆっくりと歩く。学校広場はバスターミナルの役を担っている。前日の探検では気付かなかった(何の為の探検だったか)が、登山電車の発着駅は学校広場から100m程上ったところにこじんまりとあった。日本の観光地にある大げさな駅舎ではなく、見た目はごく普通の建物で地味に周りに溶け込んでいた。
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登山電車は2両編成で一両が3だか4つの箱に仕切られ、ある箱はベンチがあり、ある箱は自転車を固定するためのパイプが通っていた。青い電車が程よい数の乗客を乗せてガタゴトと走り出した。針葉樹の林の中をキイキイ車輪の音を軋ませて緩い右カーブを登っていくと樹林帯を抜け出し 目の前に湖を中心にしたサンモリッツの街並みが広がる。街のど真ん中から登山電車がでて・・・、街と自然の融合が経験したことのない不思議さを感じる。やがて登山電車は駅に着いた。気付くと皆降りている、えっ、もう終点?皆について慌てて降りる、とっ階段を上ってまた登山電車に乗り込む。中間の乗換駅だった、そういえばここの駅からサンモリッツの西の繁華街のバード地区にかけられたロープウエー駅までお花畑の中を歩くハイキングコースがある筈だ。
ピッツネールの斜面に沿って青い登山電車がどんどん登っていく、右側の乗客が何やら騒いでいる、マーモットがいたようだ、山の斜面を見ると、マーモットの巣穴が一杯開いている。いないかなぁ、と目を凝らしていると、いたいた、本当にいたぞ。画像で見た通りの(当たり前)マーモットがずんぐりした体で一生懸命に斜面を登っていたが、写真を撮るという発想すら浮かばぬ瞬間の出来事だった。登山電車が上の駅に着いた。今度はロープウエーに乗り換えるのだがさすがに気温は下がっ、相棒はダウンコートを着込んだ。冬場はスキー場になるのだろうか、広大な緑のの斜面には麓に向かって整備されたハイキングコースが立てに横に幾筋もついていて、同時にマウンテンバイクのコースにもなっているようだ。ややしてローウエーが降りてきた。
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ロープウエーはかなりの高さの空中を上って行く、山肌も草原の緑から赤茶けた岩に変わる、その山肌の急なハイキング路をハイカーが自分の足で登っている。今回は相棒のひざの手術の術後の回復が大幅に遅れ最初に計画していたハイキングがほとんどできそうにないが、下りは自分の足で降りてみたいと思いよほど口にしようかと迷ったが、天気も悪いしこらえて口には出さなかった。
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山頂駅に着くと冷たい雨が降っていてた。半そで半ズボンで登ってきた人は見ているこっちが寒くなる。そこには立派なレストランがあり、結構な数の席は寒さしのぎか暖かい飲み物を飲む客で混雑していた。片隅に小さな土産物を売るコーナーがあり、キャップが気に入ったので記念に買った。スイス国旗のデザインの真っ赤なリップスティックがあり相棒は小物の土産物は役に立つと20個ほど買い込む、混雑したレストランで忙しそうに動き回っていたウエートレスに声をかけると愛想よくカード支払いの操作をして、土産と察してリップを入れる気の利いた袋をどっさりくれた。「感じが良かったね」と相棒はご満悦だった。

ピッツネールから一旦ホテルに戻り、今度はアルプスの有名な画家のセガンテー美術館を尋ねた。セガンティーニ美術館は今回の旅行で、相棒が楽しみにしているものの一つだった。非常にうまいことにホテル・ソルダネッラの出入り口の道路をはさんだ真向かいからセガンティーニ美術館まで、自動車道の上に並行して散策路がつながっていた。
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 散策路途中にはベンチも  セガンティーニ美術館

日本語の解説を聞きながら(有料)じっくりと絵を観る。もともと絵心の乏しい自分にはちょっと退屈な時間だったが、相棒は今回の旅の目的の一つで楽しみにしていた、なので相棒の“じっくりに”付き合う。絵の感想?・・・なんかぁなぁ~~、描いている対象が違うとはいえ、神田日勝とか後藤純男の絵を観たときには感じるものがあったんだけど・・・正直セガンティーニにはあまり感じるものがなかった。(ドシロートがセガンティーニさんに怒られちゃうかな?)

夕食はピッツァにしようかと提案すると、ピッツァの美味しい(らしい)店がバート地区にあったはずだという。一日中歩いたけれど、まだ膝がもつなら行ってみようと小雨の中を地図を見ながら湖に向かって下っていく。路は意外と複雑で、何度か立ち止まって地図とにらめっこ、何とかバード地区に降り立った。
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湖畔まで降りてきました   バート地区に入りました    ピッツァはまだでした

なおも相棒の記憶ナビで店を探すと・・・ありました。ホテル・ローデネッラ併設のイタリアンレストラン、階段を降りていくと たどたどしい日本語で「いらっさいませっ!ときた。カジュアルな雰囲気だし、何より前日の冷や汗レストランの効果絶大で、全くビビることなくメニューを眺める。キノコのピッツァにサラミのピッツァを注文する。サラダはバイキングだという、二人で頼まなければだめか?とためしに聞くと一人だけでいいと言う(ラッキー!)、ビールは勿論スモールサイズを。さっそくお皿にサラダを盛り付けて二人でぱくつく。途中で別の入り口から(たぶんホテルと繋がっているのか)ガイド付きの日本人団体(みな中高年)がどやどやと入ってきた。団体全体がハイテンションなのかご機嫌・・はいいのだが…うるさいっ!ややして今度は サラダバーが ガヤガヤ。う・る・さ・い! 小声で相棒に「我々もそうだけどネッ、日本人は特に中高年の団体は、貧相でしかもうるさい、札幌狸小路で出くわす東南アジア系の団体がうるさくてヒンシュクだけど、日本人もきっとウルサイッ!って陰口たたかれているんだろうねっ・・・。」この後の旅行中何度も、駅だったり、大型ロープウエーの中だったり、日本人の中高年の団体のうるさいこと・・・欧米人に比べたら、まだまだ民度は低いと何回も何回も感じさせられた(反省)。ピッツァは、特にキノコが美味しかったけれど、全体に味が濃い目で もちろんボリュームもあって、最後は少し残してしまった。帰り際、少しでも民度を上げようと、ごめんなさいと謝ったら気にするなと返事が返ってきました。
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    下と中間を結ぶ歩道(ベンチも置いてあった)  中間と上の道路を結ぶ歩道
 
湖ぞい、中腹、そしてソルドネッラの入り口がある上の道と3本の道路が並行してサンモリッツの東(ドルフ)と西(バート) 二つの中心街を結んでいる。その三本の道注意して見ないと見落としそうな散策路が結んでいて、犬とと散歩している地元の人とすれ違うが、目が合うと笑顔であいさつ!とてもフレンドリーで・・・ヒトよし、景色よし、何ていい街サンモリッツ、なんっていい国スイス!

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     バート地区からの帰り道の家並み
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2014.07.28 / Top↑
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