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憧れ続けたクワウンナイ川に・・・!              (記録:村山、写真:村山、長澤、坂野)
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夜中に隣のテントの話し声で目覚める。ここは東神楽のファミリーキャンプ場だ。
しばらくウトウトするが、常設テントをたたく雨の音で目覚める。「チェ、ついに降り出したか・・・、昨日のラジオは天候回復を伝えていたのに・・・」

雨音を聞きながら、頭の中を濁流が渦巻き、清流が流れる。
「奥に入ってから降られるより、始めから雨の方が常にチェックするし、かえって突っ込まないよなぁ、増水しだしたら、躊躇せずに戻ろう。」
ウトウトしては目覚め、又ウトウトの繰り返しも、なるようにしかならないとの気持が広がり、焦りはなく、気持は落ち着いていた。


雨の中、7時前 天人峡の駐車場着。クワウンナイ川は・・・全く濁っていない。「やった!!」 「これで入れる!!」車は10台ほど。悪天続きで2、3台かと勝手に想像していたが、急に気持が明るくなる。
バス停待合室で出発の準備をする。雨は相変わらずしっかりと降っている。Lの村山君が7時45分の出発を宣言。ゆっくり準備をしよう。時間があるのでかえって迷う。少しでも軽く! カラビナを減らす・・・。

雨はいっこうに止む気配なし。7時45分、ついに、ついに、クワウンナイに入る。どんな沢なのか?
ばてても弱音だけは絶対にはかない。不安も見せない。足のつるのはもとより覚悟、何とか天人峡まで持ってくれ。    この2~3年赤岩ばかりで歩く力が落ちて、付け焼刃のトレーニングも肝心の直前は余り出来ずに、本心は不安だらけの入渓だった。


【14日】  駐車場  →  函  →  700m地点  →  860m地点  →  カウン沢出合い 
          7:45    9:00     11:20        14:30         16:10

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   いよいよ出発       看板が倒れている?!   林道から堰堤

20分後、ポンクワウンナイとの出合いに到着、ポンクワウンナイ川を渡渉してクワウンナイ川の河原へ、ついに始まった。
雨は上がるが、おてんとう様は顔をださず。いつの間にか増水の事は頭を離れ 重荷もそれ程苦にならず、次に現れる景色を楽しみに、時折渡渉を交え、ヘツリを楽しみながら着実に進む。

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 ポンクワウン出合い      河原を歩く               右岸、左岸のヘツリ

と、渡渉を終えた後、景色を見ながらの歩きが悪く、石につまづき荷の重さに耐え切れず
前のめりに転び、向こう脛を石に思い切りぶっつける。ここでウオータースパッツの必要性をやっと認識する。殆ど沢に入らず、沢の基礎知識のないままの入渓の甘さをチョッピリ反省!
その後何度か足を滑らせ なぜか右足ばかり脛を打ち続ける事になる。そして渡渉のたびに傷口が沁みた!


1時間で函に到着。村山君が右手で我々を制して一人函の様子を探りに行く。さすが沢屋、動きがてきぱきしていて実に頼もしい。
反面、頼もしさを確認した私は 沢の不慣れさにパーティーに最後まで迷惑をかけてはいけないとの思いが重なり、ペンを落とし、予備のペンの出が悪いこともあり、早くも記録を取る事を放棄、又沢での地図読みも知識不足で二人に任せ、(気持が)省エネに徹しだし、万事に頼りきった主体性の無い登りになってしまった。
“L”に「写真を撮るだけで良いですよ」と言われる始末。

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 函の様子を探る“L”       巻きで         函を覗く

中州や両岸のヤブに巻き道を求める回数も増えてきた。しっかりした踏み跡は時間を稼ぐ事が出来た。又渡渉後に踏み後を見失っても、そのままヤブコギで進む。さすがに沢屋の村山君は慣れている。
一方、春に山岳ガイドになった、プロ長澤君は高度計とSILVAのコンパスで殆ど正確に現在地を確認出来ると言う、ほぼGPSなみとのことらしい。この何年間かのいささかクライミングに偏った“山”でいつの間にか“世間知ら”になっている自分に無言になってしまった

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重荷に耐えて河原を行く  中州でも地図読み   いつでも現在地の確認   せめて写真係りを

11時半、700m地点で昼食を取る。思ったより歩けたのでホッとするも、さすがに不慣れな重荷に腹ペコだった。学生時代には、夏は40kgは背負っていた。サブリーダーで25Kgくらいだったが、この重さは楽勝だった。久しぶりの岳友にパンをかじりながら、そんなことが思い出された。
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  昼食風景        活躍の村山L:昼食時には面倒くさがらずいつもコンロをつける

単調な河原歩きが続いたが岩も次第に大きくなり、渡渉の水深も深まり流れも速くなり、だんだんと緊張感が増す。
村山Lから、流れの急な渡渉で互いのザックの肩ベルトをしっかり握り合って渡渉をする様に教えられる。沢の世界では常識なのか、非常に安定性が出る。
以降殆どの渡渉で3人で互いのザックのベルトを握っての渡渉となるも、安心して渡る事が出来た。

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  流れの速い渡渉の連続。皆1回はバランスを崩して水に浸かるが、必ず気を抜いた時だ!

いよいよ流れは急になり、殆どの渡渉が腿から股近くまで水に浸かる。そんな時には3人でスクラム渡渉を繰り返す。浅いところは一人で渡るが、渡りきる寸前で足元から目を離した途端にバランスを崩して腰まで水に浸かる、雨も時折降ってきて全身ずぶぬれ、暑いより楽だと慰める。村山、長澤両君は折角の北海道で、暑ければ泳ぐのにと震えながら残念がっている。

何ということは無いヘツリで足を滑らせ ドボン!腰まで水に浸かる。クライミングのつもりで安易に左足に体重をかけた途端に滑ったのだ。チョッと左足をひねるがたいしたことはなさそう。やはり疲れてきて注意力が散漫になっているのか。

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  急流の渡渉、浅いところは一人で。         この後“ドボン”      再び雨が、緊張が続く

雨の中、渡渉と中州の巻きを繰り返す。長澤、村山両君はそれでもきっちりと地図読みを怠らない。
高度からもソロソロカウン沢の出合いに着いてもいい頃と言いながら中州を進む。とっ、突然グリーンのテントが目の前に出現、やっとカウンの出合いのサイト地に到着。時間は16時を回っていた。
先着のテントは1張りのみ、我々の声に雨の中若い男性が顔を出してくれる。男1名、女性3名の釧路のパーティーだった。
私は一人用の、村山、長澤両君は2人用のテントを夫々設営。500mlの貴重なビールを3本、一本は源頭で飲もうと担ぎ上げるつもりだったが、荷を軽くする為に贅沢にも一気に飲もうと流れに冷やす。
夕食が出来たら呼んでくれると言うので、甘えて手伝わずに自分のテントでパンツから全部着替える。乾いた服に着替えて一息つくことが出来た。

炊き立てのご飯に、レトルートカレーが美味い。そしてもっと感動したのが、村山Lの作で、セロリとイカの燻製をマヨネーズで和えたツマミだ。貴重なビルに相応しい絶品に長澤君と二人で感動。村山君の会では、食当が必ず1品の酒のツマミを作るルールがあるとのこと。
外は雨、狭いテントで腰を丸めての夕食は、出来たら焚き火を囲んで取りたかったが、天気予報を考えたら、ここまで来られただけでもラッキーと心底思えた。

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 雨に濡れた隣のテント     一人部屋

【つづく】





























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2009.08.16 / Top↑
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