11日(土曜)、朝起きるまでは、トレーニングがてら羊蹄山に登るつもりだった。
しかし強化だけだったらどこを登っても同じだし、夏は未経験の十勝岳に急遽行き先を変更。
下山後はクワウンナイ川の下見を兼ねて天人峡に寄ることにして、車中泊も出来るように、シュラフまで積んでのバタバタの出発は、7時をとうに回ってしまいました。

高速経由で望岳台に着いたのは10時過ぎ、駐車場は「わ」や「他県」ナンバーの車も多く、ほぼ満車状態。  “ソーか巷は夏休みに突入しているんだぁ”。
稜線は雲に覆われていたが、街はくっきり見える。予報では天気は回復傾向なので、山も回復する事を期待して出発、10時半近くになっていました。
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望岳台:稜線は雲の中

非難小屋までのルートは平らに近いイメージでしたが、それなりの斜度があり、調子が狂って もたもたと登っている感じ。遥か先の登山道に人影を追うが、皆下って来る人ばかり。
夕方までに降りればいいやと気持を入れ替える。

非難小屋はそのまま通過、残雪期だと真直ぐ沢筋の雪渓を登るのだが、路は左に沢筋を横切って尾根に取り付く。下を見ると白銀荘も望岳台もハッキリと見えるが、稜線は相変わらず一面に雲が覆い、気温は高くなく、のども殆ど乾来ませんでした。
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  新しい避難小屋        望岳台を望む        富良野の街

次から次へと下山者とすれ違いながら、1時間かかってやっと稜線に上がる。
ここで初めての休憩を取り、バナナを食べる。それまで気にならなかった風が冷たく感じて、シャツを着るが、それでも寒くて雨具まで引っ張り出す。神奈川から来たと言うオジさんと一喋り、山頂の気温は5度だと言っていました。
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   稜線の道標         砂礫で花も殆ど咲いていない

おじさんと別れて平らになった砂礫の尾根を進むが、霧が濃くなりメガネが水滴で見ずらい。風も強く
引き返す事が頭をよぎりだす。点々と置かれた石に黄色いペンキが頂上へのルートを導いているが、次のペンキがやっと見えるくらいにガスは濃くなり、時々振り返って下のペンキが見えることを確認する。
いよいよ引き返えそうと時間をチェック、がっ、気持は迷いつつも又前に進みだす。お腹が減って寒く、ラーメンを食べたいと思うが風をさける様な場所は一切なしの吹きっさらし。しばらく進むと路は砂礫から岩場の急なのぼりに変わる。
頂上への急斜面になった事は明白でもう迷わず登る。気持が揺れた分リズムがおかしい、或いはシャリバテか?
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濃い霧にペンキが有難い

ふと見上げると霧の中に立っている人影が・・・目と鼻の先に頂上があった。悪天に気持が揺れながらもやっと山頂に到着。
まずは証拠写真を撮り、すぐに風下の岩の陰に移動してラーメン&おにぎりの昼食をとることに。シンプルラーメンだが暖かくて美味しかった。先客のご夫婦が、それ(ラーメン)が一番ですよね!と声をかけてきた。「ハイ!」と短く、笑顔で答える。もう一パーティーの3人組は仲間にか「十勝岳山頂です。視界は殆どありません!」と交信していた。
暖かいラーメンを食べながら、自動点火のプリムスのコンロは、娘が初給料でプレゼントしてくれた物だ。今頃10ヶ月の子供と遊んでいるのかな?写メールでもと思ったが、寒さに負けてゴメンなさい!!
気がつけば山頂に人影は無くなっていた。
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  山頂:何も見えない

濃い霧の中,山頂にいる理由もなく、急ぎ下山する事にする。方向だけは間違えないように一応確認。
下り始めると風が正面から吹きつけ、メガネは水滴で濡れ、拭いても拭いても見えずらく、外した方がましで、手に持ったまま下る。
途中で濃い霧の中から次々と4人の登山者が登って来た。たぶん同一パーティーだろう、自分が最後だと思っていたのに、後ろに登山者がいると思うと、どこかホッとした気持になりました。

登りに比べてこんなに短かったのかと思うほど早く、稜線から降り口の指導標に到着。山頂にいた3人パーティーが休息、丁度出発をしようとしていたところだったが、挨拶をしてそのまま先行する。
避難小屋まで一気に下るが下山モードの気持には まだかまだかと長く感じた。小屋で中を覗いたりとザックを背負ったままチョッと休憩、そのまま一気に望岳台へ。
焦ったり、引き返そうかと迷ったりして、余裕の無い山行でしたが山頂まで行ってよかったと満足感が湧いてきました。


【コースタイム】
望岳台  →  白銀分岐  →  避難小屋  →  稜線   →    1795m道標   
 10:25    10:50      11:20    12:19 12:33   12:49 12:50
  
→  十勝岳山頂  →  稜線  →  避難小屋  →  望岳台
 13:30 14:15   14:49   15:21 15:29    16:04    


【偵 察】
下山後、楽しみにしている8月のクワウンナイ川遡行の下見の為、天人峡に立ち寄った。
林道入り口、駐車場を確認。
憧れ続けたクワウンを目の前にして、学生時代からの岳友と、ここを遡る日が本当に来るのかチョッと不思議な感覚でした。
一ヵ月後 再びここに立つ時に、果たしてどんな気持でいるのか。そんな事を思いつつ、何度も後ろを振り向きながら、天人峡を後にしました。

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 駐車場と柱状節理   クワウンナイ川出合い



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2009.07.12 / Top↑
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