今朝起きたら、10cm位だろうか雪が積もっていた。予報通りだったが、思ったより多く積もっていた。
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 二階から中庭を見下ろす   一階の無落雪の屋根

午前中、いつものようにmont-bellの軽登山靴を履いて散策に出かけた。散策路には5cmの雪が積もっていて、木の葉も数日前に比べるとだいぶん散ったのか、透けて見える空が若干広くなったような気がする。
雪がやんでから散ったカエデやミヅナラや、大きなホウの葉っぱが落ちていた。もう一週間もすれば、林の中はもっと明るくなるだろう。
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            17日の雑木林です

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         本日(21日)の雑木林の様子です

小路の狐の足跡が溶けかかっていました、根雪になるのはもう少し先です。
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2016.10.21 / Top↑
オラ!エスパニョール!!  ⑮【いよいよ帰国・・・がっ、その前に!】
4月6日、帰国便のスイスエアー成田行きは13:00発だったが、時間ツブシは空港でと9時前にホテルをチェックアウト。空港での搭乗手続きは待ち時間もなく簡単に終わったのだが、またしてもスイスエアーLX160の出発が2時間遅れになってしまった。今回の旅行はほとんどすべてにおいて予想以上にスムーズにいったが、唯一飛行機だけはなぜか遅れてばかりだった。
空港ビル内のショップをのぞきながら土産物を物色していたが、相変わらず飲めず食えずで、いよいよ身体から力が抜けてしまい、一人椅子にへたり込んでしまった。一人で買い物に行くように言ったカミさんがしばらくして戻ってきた。空港ビルの最上階に診療所を見つけた、飛行機の出発は2時間も遅れて出発までにはまだまだ時間があるし、長いフライトに備えて一応診療所で診ておうと盛んにノタマウ。点滴でもしてもらえれば少しは力が入るようになるのか? そうするか・・・重い腰を上げて診療所にむかった。確か7階だったか エレベーターのドアが開くと、そこはいきなり診療所の受付カウンターで、、正面奥の窓の外は広々とした空港の風景が広がっていて、清潔感にあふれ、とてもきれいな診療所だった。受け付けはカミさんに任せて椅子に腰かけボーッと滑走路を眺めていた。
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   メディカルセンター      空港が見えて明るい    ベットに横たわる私

しばらく待たされてから看護婦に案内されて廊下を進みいくつかのドアを通り過ぎて、とある一室に入れられベットに寝るように促され血圧計を腕に巻かれた。しばらくすると今度はドクターが入って来た。ベットに寝ている私を覗き込むように身を乗り出し、名前(たぶん)を名乗りながら 右手を差し出してきたので、お腹の上に右手を差し出して握手をした。強く握られた握手に安心感がわいてきた。お腹を丁寧に何度か強く押されたが、特別の痛みはなかった。ドクターとカミさんが何やらやり取りをしていたが、少しでも理解しようなどという気力は皆無で、ただボーっとベットの上に寝そべっているだけだった。特段深刻な状況ではないらしく、ドクターは笑顔で病室から出て行った。カミさんによれば、何かの菌がお腹に入っただけで、熱もないし特に問題はなく、水分を十分にとり、一応下痢止めの薬を出しておくので、ということだった。「スペインのボイルはいい加減だから・・」と言うようなことを言っていたようだった。
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  一番上に遅れの表示    移動は構内の地下鉄で    出発ロビー


出国手続きを終え、出発ロビーに向かった。又チューリヒ空港に戻ってきたい!そんなことを思いながら2時間遅れのLX160の出発を待っていた。12時間余のフライトはさすがに長かったが、背中にトイレのある一番後ろのお気に入りの座席で、何とか薬を飲むことなく、もちろんワインもビールも我慢して暖かいお茶を飲みながら、成田空港に無事着陸をした。
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        LX160便で日本に帰ります

荷物を受けとると、人でごった返す成田空港内の診療所に、今度は自分から積極的にむかった。時刻はほとんど12時になっていたが、何とか診察してほしいとカミさんが交渉、OKの返事をもらう。施設はチューリッヒ空港とは雲泥の差、窓のない狭い診察室にはどこかの大きな病院で定年を迎えたような、もちろん握手なんか10年以上もしたこのないような年配の医師がシャツをまくり上げた私のお腹をそっけなく押した。結果はチューリッヒと同じ診断だった。そして、点滴受けたいのならお好きにどうぞという感じだった。そうじゃな~い!患者はかなり弱っているんだっ、点滴は 「お好きにっ!」じゃなくて、「受けなさいっ!」だろ?!と心で毒づきながら、点滴のお願いをする。待合室の長椅子に横たわるように指示をされ、ガラガラと薄いレースのパテーションを押してきて目隠しがされて、点滴がはじまった。

私が長椅子で点滴をし強調文ている間にカミさんは昼食を取ってくると出て行った。やがて戻って来たが、迷ったが寿司より汁物を取りたくなり、天ぷらそばにしたが、とてもおいしかったと至極満足げだった。成田空港からリムジンバスで羽田空港にむかった。羽田空港からタクシーで娘のところに向った。
マンションのドアを開け私の顔を見るなり開口一番「ガンで死ぬときはこの顔だぁ!!」 ゲラゲラと大笑いで迎入れられた。

      お終い
2016.04.20 / Top↑
オラ!エスパニョール!!  ⑬【トレドに寄る】
4月4日スペイン8日目、9時29分発のAVE(アベ:新幹線)でスペイン最後の滞在都市マドリードに向かう。
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マドリード・アトーチャ行き      AVE2等車内

定刻に発車したはAVEは我々のシートが二つ空いているだけで満席だったが、全席指定のため立っている人はいなかった。網棚も荷物で埋まっていて仕方なく大型バッグはデッキに置きっぱなしに、ザックと小型のキャリーバッグは座席の足元に置いた。ちょっと窮屈だがマドリードまでは1時間と15分の辛抱だったので、どっということはなかった。
スペインにきてからズーッと恵まれていた天候だったが、この日は朝からいつ降り出してもおかしくないようなどんよりとした空模様だったが、AVEはいつの間にか雨雲の真下に入っていて、雨水が疾走する列車の窓を激しく流れるほどの強さになっていた。
定刻11時15分、AVEは“マドリード・アトーチャ駅”のプラットホームに停車した。
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アトーチャ駅プラットホーム  プラットホームとの仕切り

マドリードの宿泊ホテル“アトーチャ”の在りかは、他のホテルやバス停などと同様に、事前にグーグルマップで見当をつけていた。ホテルは、アトーチャ駅から線路沿いの道を6~700mほど戻った所にあり、簡単に判るはずとふんでいたが、アトーチャ駅が広過ぎて、線路沿いの道への出口が判らず、上に行ったり下に行ったり奥に行ったり戻ったりとウロウロ。パトロール中の警官を見つけて、メモ書きに書いたホテル名を見せながら尋ねると、スマホで調べてくれ、わかったからついて来るようにと出口まで案内してくれ、線路沿いの道をさし、まっすぐ行けば右側にあると親切に教えてくれた。スペイン人は、とっつきにくかったスイス人に比べると、例外なく皆優しくて親切で、カミさんのスペインびいきは帰国後もいまだ全く揺るいではいない。

ホテルまでは予想通り大した距離ではなく、やんでいた雨が途中で降り出したがちょっと濡れただけで無事たどり着くことができた。時間は12時を回ったところだったがチェックインをすることができた。食欲は相変わらずなくて、調子は悪いまま、湯を沸かして持参のおじやを昼食とした。

2時半に、中心街にあるホテル・フロリダ・ノルテにタクシーで向かった。予め予約していた“トレド半日観光”の集合場所に行くためだった。思ったよりも距離があり、信号待ちも多くて集合時間ぎりぎりの到着となった。バルセロナと同じく大型のバスに8人の日本人が乗り込んだ。バスはトレドに向け高速道路にのり一時間でトレドに着いた。
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観光案内書によると、トレドは 中世の面影を残す要塞都市と紹介されている。なんでも古代ローマ時代から要塞都市として栄えた街で、タホ川にぐるり3方を囲まれた小高い丘の上に城塞やカテドラルを中心とする旧市街が広がっていた。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の異なる文化が混在する独特の街並みが特徴で世界文化遺産にも登録されているそうな。
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決めらた駐車場でバスを降ろされ、エスカレーターを乗り継いで旧市街へと登って行った。傘を差しながらガイドに案内されてカテドラルに向かった。トレドのカテドラルも中に入ると、とても厳かな気持ちにさせられた。
ガイドの案内で周りを見回したり、天井を見上げたりするうちに、なんだか身体がふらふらとしてきて、これ以上行動を共にしていると倒れてしまうのではと思い、椅子に座って見学が終わるまで休んでいるとお告げると、スペイン人の男性ガイド助手が、カテドラルから出て休憩所のある売店に連れて行ってくれた。隅の椅子に腰かけ、壁に寄りかかりじっと目を閉じ、安静を保とうと何度も何度も深呼吸を繰り返した。
時間の感覚は全くなかった。無理をしてカテドラルのなかを歩き回っているのに比べたら、椅子に座っていられるだけで楽だった。ガイド助手に、連絡が入ってようで、集合場所に行こうと促され、タクシーを拾って狭い坂道を下って行き、小さな広場のようなところで降りた。そこがどんなところかは全くわからなかったが、周りをキョロキョロする気もなく、屋根付きの門のハリに腰かけ雨宿りしながら、バスが来るのを待った。思ったより時間がかかって皆を乗せたバスが降りてきて、やっと合流することができた。カミさんの隣の席に収まると、一応「どう?」とは聞いてきたが、心配している風ではなく、お土産にしたい包丁を売っていたのだが、財布をもって行かれて(私が財布を持っていた)買うことができなかったと、とても残念がっていた。「大したことがないとでも思っているのだろうか・・・?!」
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マドリードに戻り、街のど真ん中のとても賑やかなところで解散となった。ガイドが説明していたがどこだかはわからなかった、ホテルへはタクシーで戻るつもりだったので、どこにいるかは全く問題ではなかったが・・・。スーパーの在りかを尋ねると近くにデパートがありその地下がスパーになっていると教えてくれた。日が暮れだしネオンの明かりがちょっとずつ目立ち始めた繁華街の緩やかな坂道を上っていくとデパートはすぐにわかった。地下への降り方が判らなくてウロウロしていると、スペイン人のおばちゃんが、何やらスペイン語を喋りながら、地下に降りるエスカレーターまで連れて行ってくれた。尋ねもしないのに、様子を察してわざわざ案内をしてくれる親切さにまたまたの感動でした。
地下のスーパーで夕食と土産用にオリーブ油を買い込み,タクシーを拾ってホテルに戻った。いつの間にかスーパーでの買い物、タクシーの拾い方などスペインの街歩きが自然にできるようになっていてそれが実に楽しかった!


オラ!エスパニョール!!  ⑭【最後の一日】
スペイン最後の朝、天気は回復していたが、私の胃袋は相変わらず固形物も水分も拒み続けていた。当然身体には力が入らず、明らかにやせ細ってしまったのが感じとして判った。がっ、カミさんのペースは相変わらずで、残り半日となったスペインの時間をぎりぎりまで有効活用したという気持ちがありありで、私の身を案じている風にはとても感じられない。一人だけでもマドリード見物に出る勢いだったがそうもいかず、覚悟を決めてマドリードの街に出た。
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 アトーチャ駅に向かう         マドリードの表玄関アトーチャ駅構内

カミさん任せの行先は王宮とやら、昼前には荷物を取にホテルに戻らなければならなかった。私は、体調不良もあったが、○○見物には飽きて来ていて、行先へのこだわりは失せていた。それよりも王宮へは、タクシーで行けば問題ないが、どうせだったら地下鉄も経験したいと思って、地下鉄アトーチャ駅に向かった。前日迷った国鉄アトーチャ駅の構内を抜けて地下鉄アトーチャ駅を探しだし、地下への階段を降りた。
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  アトーチャ駅の外観    駅前の大通り地下鉄駅は道を渡って左手に

スペインの地下鉄について、ガイドブックには、「スリ 置き引きには十分注意するように、怪しげな集団が車両を移動して来たら特に注意しろ」と書かれていた。地下道に降りると、怪しげな人はいないか、特に背後には神経を使い、目だけはたえず動かして周囲に気を配った。地下の通路は東京周辺の地下道と比べて特に変わったところもなく、ただ歩いている人が皆外国人というだけだった。ちょっと進むと切符の販売機が何台も並んでいて、その先の改札口の脇に駅員を発見、発売機を無視して駅員に歩み寄り、地図で行先の駅を差し示すと、自動販売機のところに連れて行ってくれ、切符の購入を手伝ってくれた。地下鉄一号線の水色の線に従って進むと迷うことなくホームにたどり着くことができ、すぐに入って来た地下鉄の行先を確認して乗り込んだ。車内はかなり混んでいて、肩をすぼめないと隣の人と触れ合うほどだった。
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    地下鉄の車内       マドリードの地下鉄

相変わらずの緊張状態だったが、デジカメを取り出して車内の様子を写した。ドアの上には停車駅の表示もあり三ツ目の駅で何のトラブルもなく降りることができた。
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 日本と変わらぬ改札口  インフォメーションで道を尋ねる

改札を出た所にあったインフォメーションでカミさんが王宮への道順を訪ね、地上に出た。辺りはとても賑やかで、カミさんの言う通りに歩き出したがなんとなく頼りなげ、一生懸命地図とにらめっこをするが、道の様子と地図が合致しない。仕方なく地下鉄の出口広場に戻る。よくよく地図を見ると全く反対方向に行きかけていたようで、体調不良もあってか疲れているのにとちょっとイラッ、「英語力は大したことないじゃん と皮肉がつい口から出てしまった。
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王宮への道はなかなか複雑で、途中警備中の警官がいたので尋ね、何とかたどり着くことができた。時間がなかったので外から眺めただけだったが、王宮については何の知識もなかったし、それほどの感動もなく、運よく客を降ろしているタクシーを捕まえ、ホテルに戻った。
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バックを受け取り、ホテルの前からタクシーでマドリードの空港へと向かった。空港は広々して近代的で、表示もわかりやすく好感が持てた。昼食をとるため何軒か店を物色、価格がリズナブルそうなビュッフェ形式の店に入った。丁度混んでいる時間帯だったが、余裕があったのでゆっくりと食事がとれた、と言っても相変わらずの食欲で、カミさんのオーダーした物にちょっとフォークを差しただけだった。
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電光表示を確認すると、我々の乗る予定のスイスのチューリッヒ空港行は2時間遅れになっていた。この日はリューリッヒに移動して一泊するだけだったし、ましてチューリッヒの宿泊ホテル NH チューリッヒは2年前に宿泊経験済だったので何の不安もなくゲート前の待合席で身体を休めた。カミさんは時間ができたとむしろ楽しそうにウインドーショッピングを楽しんでいた。
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真っ赤な顔のエーデルワイス航空機は予告通りにマドリード空港を2時間遅れで離陸した。マドリードでは快晴だった空も、いつの間にか曇が広がり、日も暮れかけはじめたチューリッヒ空港に着陸した。

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牛の鳴き声がテープで流れる地下のシャトル電車でターミナルロビーに到着、2年前には工事中だった空港前のシャトルバスの乗り場を確認し、夕食をとるためにロビーに戻った。
二人ともそれほど空腹を感じていなかった。何を食べようかななどと広い構内をウロウロしていると奥にスーパーを発見、2年前には気づかなかった。広々として大きなスーパーでびっくり、ここでパンとハムに野菜を買い込み、夕食は得意のホテル部屋食にすることに決定、出発前の日本でした3000円ほどのスイスフランへの両替が役に立った。
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シャトルバスの乗り場に行くとタイミングよく、NH・チューリッヒ専用のシャトルバスが来て乗り込む。15分とかからずにホテルに到着、懐かしいフロントでチェックイン、これも懐かしいウエルカムのりんごを3個もらってエレベーターに乗った。
マドリードで預けた大きな荷物の受け取りは成田空港で、チューリッヒではザックと小さな荷物だけの移動だった。そんなことが「いよいよ旅も終わりかぁ~」といった感を強めていた。


   “ラスト”に続く
2016.04.19 / Top↑
オラ!エスパニョール!!   ⑪【お腹をこわす】
ホースショーの会場を出ると、散歩がてら夜の街をプラプラ歩き出した。何軒かあるバルはどこも混んでいてにとてもにぎやかだった。理由はテレビでサッカーを観戦しながらお酒を飲んでいるためで、そりゃー騒々しいわけだ。途中アイスクリーム屋を見つけて一つ買う。店の娘さんが、4代続く老舗だと自慢をしていた。歩き疲れたのでタクシーを拾ってホテルに戻り、シャワーを浴びるとバタンキューだった。

ところが・・・バタンキューからそれほどの時間は立っていなかったと思う、猛烈な胃の痛みで目が覚めた。昔胆石を患って胃に激痛が走ったことがあったが、全く遜色のない見事な痛さだった。そっとベットから起き上がり、持参の胃薬をのんだ。もちろん効き目は・・・無し。とっ、お腹もゴロゴロ状態に、それからトイレ通いが始まった。最初はベットに戻ったとたんに、すぐにトイレに行きたくなった。何度かベッドとトイレを往復、ほとんどうとうとする間もない、トイレ通いを何度か繰り返しやっとのことで朝を迎えた、胃の痛みはいつの間にか消えていたのが救いだった。もう腸のなかは空っぽ状態、一晩の消耗は激しかった。カミさんは、夜中の出来事に気づいていたのか否かは・・・? 状況を説明すると「大丈夫か?」とは言ったが、その聞き方は明らかに私の身を案じているのではなく、予定をこなせるのかを気にしていた。

朝食のためにレストランに降りて行った。食欲はなかったが、水分は取らなくてはと思うのだが・・・怖い、のジュースをコップ半分、一口のミールと甘いものなら何とか口にできるのではと、表面にチョコレートをたらした小さなパンを胃に収めた。朝食を終えて部屋に戻ったが、一日中ホテルで寝ているつもりもなく、外出の準備を始めた。身体に力は入らないが熱はない、腸の中はほぼ空っぽ状態だったので、夜中ほどトイレに駆け込む緊急性は回避できそう・・・市内見物に出かけた。


オラ!エスパニョール!!  ⑫【メスキータ】
イの一番で、昨日立ち寄り、いい感じですっかりお気に入りの駅構内のインフォメーションに行く。
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    コルドバ駅           左がACホテル   (やたらに広いだけで味も素っ気もない)

中をのぞくと昨日のお嬢さんの影はなし。他に客もいたし、一旦素通り、構内の土産物屋を冷やかして戻ると、“昨日の娘(こ)”が戻っていた。「オラ!きのうは有難う」と入っていくと「オラ!また来てくれたのね?!」と笑顔で迎入れてくれた。「昨日お勧めだった、循環観光バスのフリーチケットを買いに来たヨ!」 「それがいいですよっ!」とチケットを発券してくれた。乗り場を尋ねると丁度バスが来る時間だと、構内を出たところにあるバス停まで、わざわざ案内してくれた。
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カミさんの指示のままに循環観光バスの乗り降りを繰り返した。途中迷路のような小道を地元の人に尋ね尋ね、と言っても言葉は通じていないが、地図を片手の片言の英語と相手のスペイン語でのやり取りで“コレデラ広場”を見物してバス停に戻ることは全く難しいことではなかった。外国の知らない街の知らない路地を歩くのはちょっとした冒険をしているみたいで楽しかった。
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        コレデラ広場の入口と広場           ローマ橋から見たメスキータ

観光バスをメスキータの停留所で降りた。チケット売り場は休み時間で、午後からの入場になるというので、メスキータの前を流れるグアダルキビル川にかかるローマ橋を見に行くことにした。
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      ローマ橋       メスキータ(右側)の外観        中庭

紀元後一世紀、ローマ帝国によって架けられ、何度もあった戦いで、破壊と修復が繰り返されたいう歴史のある橋らしい。ローマ橋は観光客がひっきりなしに行き来しとても賑やかだった。入場前に(カミさんの)腹ごしらいをと、メスキータに隣接するレストランに入った。オープンテラスは満席で、室内のテーブルにつき、カミさんはハムなどの挟まったパンにビール、私は甘いものなら少しはお腹に入りそうだったので、ケーキを食べた。
昼食を終え、メスキータに戻るとチケット売り場のには長い行列ができていた。自動販売機での購入の仕方がよくわからず、一生懸命に前の人が買うのを見ていたのだが、結局係員の助けをかりて、何とかチケットを購入、やっと入場することができた。
メスキータとはスペイン語のモスクということで、780年に建立され、その後の3回の拡張の結果、現在の規模になったとか。ガイドブクによると『イスラム教とキリスト教がまじりあう大建築』と書かれている。
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 メスキータ : 何で、どのようにして 造ることができたのだろう・・・どこでも そう感じた

入口から入った内部はうす暗く、大聖堂とは異なったイスラム教独特の雰囲気を味わうことができた。実は私自身は、宗教全般、宗派に限らずどちらかというと、いい印象を持ってはいないのだが、大聖堂にしてもここメスキータにしても中に入ると、自然と足を忍ばせるような歩の運びとなり、なぜか息を殺すような呼吸となり、とても謙虚な気持ちになったのだが・・・、そんな感情に何の違和感も覚えなかった。
おごそかな気持ちでメスキータを出ると土産物屋が軒を連ねていて、それまで歩いた街中の静かな小路とは違って、にぎやかで楽しい雰囲気のなかぶらぶらと歩いてみる。店の数は多かったが、土産として買いたくなるような物は残念ながら見つからなかった、定番のチョコレートをとグミの駄菓子を買い込み散歩を続けた。一旦メスキータに戻り、昼食をとったレストランでお茶を飲んで一休み、もう一度ローマ橋を、今度は渡って、カラオーラの塔前の広場で循環観光バスに乗り、国鉄コルドバ駅まで戻った。
お腹の調子は相変わらずの状態だったが、腸の空っぽ状態が幸いしてか、トイレにはあまり行かずに済んだのだが、ホテルに戻ると少しはお腹に何か詰め込まなければと、日本から持参のおかゆをで夕食をとった。

この日の予定も何とかクリアすることができました。
    つづく

2016.04.18 / Top↑
オラ!エスパニョール!!  ⑨【コルドバ・街歩き】
4月2日(6日目) コルドバへ長距離バスでの移動日だった。 座席は予約済みだったし、何よりグラナダ・バスターミナルは前日に経験済だったので利用での不安もなく、おまけにバスは9時発を避け、ゆっくり目の12時便を予約していたので のんびり気分の楽チンな一日で、コルドバのホテルも簡単に判りそうだし・・・前日までの緊張から解放され、気分は休養日だった。

ホテル・サライの朝食、昨日の分も取り戻さなくっちゃ(笑)は冗談だが、気持ちはゆっくりゆったり優雅な朝食にしよう。ロビーをはじめ全体にゆったり目な造りの施設に比べると レストランはちょっと窮屈め、加えて半地下のために窓もなく息苦しくも感じたが、清潔感は申し分なく、パンの種類が豊富で他の(食べ物の)内容も悪くはない、まあまあ満足できる朝食だった。

出発準備もゆっくりと時間をかけたが、それでも時間を持て余し10時前にはチェックアウト、前日と同じ手順でロータリーのタクシーを拾ってバスターミナルに向かった。
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   グラナダバスターミナル:長距離バスが重要な移動手段ということがよ~く判る

勝手知ったるバスターミナル、切符を買う手間もなし。奥にあるバルを冷やかしたり売店をのぞいたりして時間をつぶす。Tシャツやチョコレートなど どちらかというと安物の土産などを売っている売店の入口の壁際に回転式のケースに入ってCDが売られていた。安いし(日本円で800円位)・・・ダメもとで買おうか?ガラス越しにパッケージの図柄を見比べたり・・・、いざ買うことに決めると結構迷ったが、スペインらしそうなギターのCDを一枚チョイス、ついでにフラメンコギターのも一枚 計2枚のCDを買い込んだ。
(日本に帰って早速聞いたが、“普通のギター”の方はいかにもスペインらしくて 二重丸、車に乗ると今でもしょっちゅう流しているが、“フラメンコ”の方は 大✕(オオバツ) で試し聞きの途中でやめたままお蔵に入りっぱなしだ。)

12時発コルドバ行長距離バスの座席は前から2列目、通路側の席からちょっと上体を傾けると正面の景色が見えて楽しかった。
ここで話はちょいと横道へ・・・、グラナダの中心街からちょっと外れた地区には路面電車の線路が敷かれていて(残念ながら電車は一度も見なかったが)、でっ、気になったのが線路の間が人工芝で埋められていtこと、それがきれいで気に入って、バスが線路と並行して走っていたので、写真に収めました。   ただのコンクリートよりキレイでいい感じだと思いませんか?!
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札幌の中心部(すすきの・三越前)だけでも芝生にすること提案します!!

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どこに行っても広々ゆったり  異空間と感じた白い村(写真ではわかりずらいのが残念)

コルドバへは(適当な高速道路がないのか)下道を走ったが、道路は空いているし、通過する町もほとんどないので当然信号も無しで、全く苦にならなず、オリーブ畑が続くスペインの田舎ドライブを楽しむことができました。途中名前もわからない小さな村のバス停に立ち寄ると数人の乗客が入れ替わった。緩やかな丘の上に真っ白な民家が密集していて真っ青な空とのコントラストがじつによくって、時間が停まったような異空間、瞬間だったが不思議な感覚を味わいました。

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近代的なバスターミナル  動く居酒屋?若者が大はしゃぎ  コルドバ駅をバックに

15時丁度、3時間の快適ドライブの後コルドバ・バスターミナルに到着、国鉄コルドバ駅と隣接していて、とにかく広々整然とし過ぎの感も・・・、辺りには一軒の店もなく、公園までが人工的過ぎてちょっと面白みにはかけていた。2泊予定の“AC Hotel Cordoba(四つ星)”は駅前広場と大通りを挟んだ先にあり簡単に見つけることができた。

チェクインをすませると、早速街の探索に出かけることにした。ホテル前の大きな交差点は、足の悪いカミさんにとっては青信号の間に渡り切るのはちょいと難しいくらいの幅があった。駅前広場を横切りバスターミナルに隣接する国鉄の駅に行く。内部も整然としすぎていてどこか趣が感じられなかった。
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   天井も高いし、兎に角広々しているが、味気ない    手荷物チェックは厳重だ

文句ばかり書いたけど、立ち寄ったインフォメーションの対応はとってもよかった。窓口の女性が親切でおまけにとびっきりの美人さんということもあったのだが・・・。
 スペインにきて闘牛を見る気はしなかったが、本場のフラメンコはぜひ見たいと思っていた。でっ、一日中フリーの翌3日の夜を予定していたのだが、なんと翌日は日曜で、日曜はフラメンコは休みなんだとか・・・、曜日の感覚は全くなかったし、フラメンコが、日曜は休みだなんて・・・!そこで急きょ、当日分は空いていないかと、電話で確認してくれたのだが、もうすでに満席ということで、フラメンコをあきらめざる終えなかった。残念がっていると、ホースショーでだったらまだ空いているのではと確認をしてくれた。ホースショーがなんだかわからなかったが、フラメンコもあるしということで、訳の分からないままホースショーで手を打つことにした。
時間には余裕があったので、そのまま街を散策しながらホースショーの会場に向かうことにした。

もらった地図を片手に、駅前広場に続く、札幌大通り公園を三倍も広くしたような公園の散歩道をゆっくりと南下していくと???  何やら人混みがっ!    豪華な民族衣装をまとった男女に子供たちも・・・それはそれは華やかな一団で、ブラスバンドもいて、パレードの出発を待っている様子。 やがてブラスバンドの演奏が始まり、パレードが始まったと思ったらす又ぐに止まって・・・?  警備中の婦警に何事かと尋ねても、にこやかに何やら説明してくれたが、結局何のお祭りだかわからなかったが、とにかく華やかで楽しい、しばし見物する。、ラッキー ラッキー!
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女性だったら子供も大人も一度はこんなカッコウしてみたいんだろうなぁ・・・・それにしても嬉しそう

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カメラ向けたらポーズ決めえくれました。よ~く似合っていますヨッ!! 

まだまだ時間があるしキョロキョロ街歩きを続ける。と黄色の門が・・・その奥に路地が続いる、で門をくぐって奥へと進んでいった。後で分ったのだが、そこはどうやら“ユダヤ人街”だったらしい。白壁が辺りの雰囲気を明るくしていて、余り不安を感じることはなかったが、周囲には注意を払いながら迷路のような路地を進んだ、人通りは少なかった。
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    白壁が周りを明るくして、迷路のような路地だが緊張感を薄れさせている

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とても静かで、時折観光客とすれ違うだけ、生活の匂いがしない不思議な空間でした

後で読んだガイドブックによると、「コルドバの旧市街全体にも言えることだが、この界隈(ユダヤ人街)ではとりわけ狙った人物の後ろにぴったりとくっついて歩き、すきを見てカバンから財布を抜き取るスリが出没するので荷物はしっかり前に抱えて歩くこと」と書かれていた。 バルセロナ初日についた日本人ガイドが、「強盗などの凶悪な犯罪は 最近はほとんど聞かなくなったが、スリの被害は聞くので十分注意をするように」とアドバイスをくれたので、いつも注意を怠らないように心がけていたが、凶悪犯罪に巻き込まれなければ少々のリスクは承知で という気持ちで楽しもうと決めていた。


オラ!エスパニョール!!  ⑩【ホースショー】
休養日のつもりだったが予想外の展開内なった。大分歩き回っていたし、ホースショーの会場も確認できたしさすがに疲れた。それにお腹もすいてきたので、夕食を取ろうと目についたレストランに入り、オープンテラスの席に着いた。
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全体に塩味が強かったかなぁ、その分ビールが美味しい 全体には まあまあの評価

まずはビールを頼み、料理の注文を・・・、メニューは英語だったのでどんな料理か定かではなかったが、「ポテトの料理らしい」などと素材はわかったので、どのような料理となって出てくるのかちょっと楽しみだった。ビールを飲みながらなおもメニューを見ていたカミさんが“イベル豚”を発見、ちょっと奮発して追加のオーダーをする。お通しで出てきたオリーブを残してはもったいないと一生懸命に食べたが、イベリ豚も、オリーブの実もちょっとショッパめでビールが進みすっかり気持ちが良くなった。


食事を終え、ゆっくりと歩いてホースショーの会場に向かう。入口では馬が迎えてくれました。会場の入り口には長蛇の列、人気があるんだ?!
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    観客席は思ったより小さかったけど、何やら独特のふんいきで、楽しみです

外はまだまだ明るいけれど、いよいよ始まりました。それにしても馬ってなんてきれいなどぅぶつなんだろう、乗り手背筋ピンと
伸びてシープですね。

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    フラメンコダンサーと馬のコラボ ウーン、情熱・興奮には程遠い・・・かな?!

やっぱりまじかで情熱的なフラメンコみたかったなぁ、スペイン凄くよかったけれど、フラメンコ見損なったのは、残念でした。
今まで見たことのないショーだったので、まあまあ面白かったけど、あえてもう一度見たいかと問われれば答えは NO。
もちろん虐待じゃないけれど、調教されすぎていて、なんか馬がちょっとかわいそうにも思えたり・・・。本当は大事にされているはずだし、馬も可愛がってくれるヒトの事は、きっと好きなんだろうけれど、広々した草原で草を食んでいる姿のほうが馬には似合っている。
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ショーが終わって隣接する土産物売る場を冷やかして、タクシーでホテルに戻りました。
のんびり移動日の予定でしたが、思わぬ展開に、終わってみれば中身の濃い充実の一日でした。

       つづく
2016.04.17 / Top↑
まとめ